京都雲龍院 寺庭婦人のブログ -27ページ目

京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。

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境内に梅の花がポツポツと咲いてまいりました。 中興忌法要のお点心で [お箸置き] にする為に梅の枝先を切って貰った時には ほとんどが蕾でしたのに…。「余った お箸置き がオアシスに刺してあるわぁ…」と思っていたら 今、お部屋の中で満開となっていて可愛いらしいです。
法要の次の日に 華道の石津先生が 月窓の間 横の廊下をひな祭りバージョンの活け花に変えて下さいました。
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ちょっぴり華やかになり、春に向けて 心ウキウキついでに、お台所にお雛様を飾ってみました。
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賑やかになり 大黒様も少し嬉しそうにお見受け致します。
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昨日、戦国時代で衰微していた雲龍院を 江戸時代になってから見事に立て直した中興、如周(にょしゅう)上人様の法要が行われました。泉涌寺第80世の長老でもあった如周上人様は泉涌寺と雲龍院で度々 諸経典の講演や授戒を行い 一万人もの聴衆が詰め掛け 帰依者が続出したといわれております。そして その名声が後水尾天皇様のお耳にも届き 度々 説法の為に参内し 御縁を強くされ…  如周さまが病で倒れられた時には後水尾天皇様からお薬が届けられたというエピソードもあったようで、ご信頼の厚さが伺えます。
毎年 この日に合わせるかのように梅が開花するのですが、今年は厳しい冷え込みの日が多く 少し遅れ目の様子。しかし 前日  素晴らしい陰陽師の舞いに 黄色い熊が平昌にたくさん降り、皆の心がホカホカしている中で迎えた中興忌法要でした。
ご参列の皆様が本堂に入られ 午前11時に始めの鐘が鳴ると お導師の泉涌寺長老様と職衆のお坊様方、そして織部流 尾崎宗匠が入堂され 法要が開始されました。ゆっくりと厳かにお経が唱えられる中でお献茶のお点前が始まり 、その美しい所作に熱い視線が注がれ…。点てられたお抹茶は 住職の手により 中央に安置された如周上人様の木像の御前に献上されたのでした。
法要が終わると 悟りの間に移動してもらい、織部流社中の方々によるお茶席で愉しんで頂きました。 最近は お坊さんとお喋りするイベントがあると聞きますので、泉涌寺の 一番イケメン⁉︎ なお坊様  にお正客として入って頂き  和やかなお席になったようでした。
その後 大輪の間 で 普茶料理と大黒うどんをご賞味頂き…。心もお腹もいっぱいに 如周上人様を偲ばれた皆様方だったのでした。
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 今年は特に寒い日が続いているようで、毎日 冷凍庫の中で生活をしているように感じられます。その分 鮮度が保たれるかも? と思えば ちょっとは励みになりますが…。  如月は 寒さで衣を更に重ねるという意味で 着更着 (きさらぎ) と表されることもあるそうで、しばらくは痩せ我慢せずにコロコロと着膨れ状態で過ごそうかと…気候が陽気になる季節という事で [気更来 きさらぎ]  [息更来 きさらぎ] とも書かれるようなので 暖かくなる日を心待ちにしたいと思います。    
庭園は冬枯れの景色ですが、張り詰めた空気感がクールビューティに魅せてくれています。 先日 拝観の方が 「本堂の屋根から湯気が上がってますが…  大丈夫ですよね…」と心配して尋ねて下さいました。「大丈夫です! 屋根が呼吸をしているのですよ。」とお答えしましたが…  杮(こけら) から立ち上る蒸気がさらさらと風に乗り とても幻想的な景色でした。
さて  昨日は節分、そして泉涌寺では星供(ほしく) の法要が午後から行われました。夕方からのお勤めは 更に寒さが堪えるそうで、「そう言えば 昔は 終了後に 鍋焼きうどん を出して貰えて…  美味しかったんだよなぁ…」と住職。凍えた身体に 熱々の鍋焼きうどん を はふはふ と戴くのは 何よりのご馳走だったに違いありません。ところが 門前のおうどん屋さんが閉店してしまい、 以来 恵方巻きを自坊に持ち帰るスタイルになったのです。
節分の邪気払いには 豆まき や 柊を飾ったり 鰯を食べたり  と バラエティに富んでいて、京都の寺社では様々な行事が行われていた様子。白い息を吐きながら逃げ惑う鬼の姿を想像しつつ、 南南東に向かって ありがたくお土産の恵方巻きに かぶり付き 福招きを願う私だったのでした。
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本山 泉涌寺で行われている[京の冬の旅] に行って参りました。
いきなり下世話な話で恐縮ですが、普段 泉涌寺の拝観料は500円。仏殿と楊貴妃観音堂をお参り出来、宝物館にも入る事ができます。天皇家の菩提寺の格から、昔は一般の方の入山は難しく 偉い殿様でも参道の途中で 馬から降りて歩いて入らなければならなかったとか…。それが今回 800円の志納で 非公開の舎利殿まで入れて頂けるのですから 勿体ない話です。
そんな訳で せめてもの敬意を払い、雲龍院からの斜めの砂利道ではなく 大門から入山させて頂きました。
まずは仏殿の釈迦三尊様をお参りし、天井の 狩野探幽 筆の龍を目に焼き付けてから いよいよ舎利殿へ。スカイガイドさんが外陣で 泉涌寺の歴史から見所を説明下さり、 奥中央に進むと仏牙舎利 ( お釈迦様のお口元の骨 ) の前に 皇女和宮様 ご念持仏が公開されておりました。小さなお厨子に黒っぽい 聖観音様が収まっており、波乱の人生を歩まれた姫宮様が心の支えとして一心に手を合わせておられたことが伺えました。 そして並びに 孝明天皇様のご宸影、釈迦三尊像、細字法華経釈迦像 といったお軸がずらり。 釈迦三尊像のお軸は 雲龍院にも確か 同じ画がありますが、こちらは表装に葵の御紋が使われており 徳川との関わりが見て取れましたし、法華経の文字で描かれたお釈迦様のお姿は 説明を受けないと気付かない精巧さで 思わず近くに寄って感嘆の声を上げてしまいました。 いよいよ 狩野山雪 筆 天井画の龍の尻尾の辺りに寄り 鳴き龍体験。ワクワクしながら手を叩くと 「ビビビ〜ン!」と不思議な響きに包まれ…。その時 渡邊教学部長さんが見えられ 「コツは 龍の目を見つめながら叩くことです。」と教えて下さいました。音響を楽しむだけでなく 目と目で龍と通じ合うことが出来るようで 、成る程 その方法で試した皆さま 「凄い!相国寺の龍とは又 違った声に聞こえますね!」と 大層 盛り上がりました。「そうそう、お舎利様の上の天女様 ( 迦陵頻 ) も見て下さいね 」と部長さん。「迦陵頻は 姿を見ると極楽浄土に行ける と言われている鳥ですね」と すかさず スカイガイドさんの合いの手が入り、「奥の壁には 十六羅漢さんも描かれているのです」 と… 渡邊部長さんのお陰で見どころ たっぷり愉しませて頂いたのでした。  この直後、高島礼子さんの番組の収録が控えていらしたようで …。泉涌寺は孝明天皇様ゆかりの品が他にも所蔵されているようなので、もしかしたら そちらも公開されるのかも と想像すると 是非とも番組を観なくては! と思うのでした。
その後 寺務所に寄り、この特別拝観の為に作られたご朱印帳を購入し ご朱印をして頂く間にご座所の拝観、そして お正月に住職と息子が 修正会の修法をさせていただいた 海会堂をお参りし… 世が世ならば見ることが出来なかったであろう宝物をたくさん拝ませて頂き 胸いっぱいな気持ちで退出したのでした。

放送予定
「高島礼子・日本の古都〜その絶景に歴史あり〜」
2月23日(金) 22時〜   BS- TBS 
雲龍院の庭園も映るかもしれません。

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厳しい寒さの今日この頃…。 今朝は水琴窟のつくばいも凍り、氷柱となっておりました。それでも 地下の水瓶には水が流れているようで いつもより少し低い音が響き、龍がまったりと冬ごもりしている情景を空想してしまいました。
さて、寒い冬の京都も楽しんで頂こうと 京都市観光協会さんが毎年行なっている [ 京の冬の旅 ] に今年は泉涌寺が加わっております。先日のオープニングセレモニーは本山でテープカットがあり、沢山の方々や報道関係の方が見えられて盛り上がったようです。
泉涌寺は舎利殿が特別公開され  鳴き龍の体験が出来、又 今年が明治維新から150年ということで 関わりのある宝物が拝見出来るそうです。
「あれ? 舎利殿は昨秋も公開されていたわよね。鳴き龍は出来なかったけれど…。」と住職に尋ねると 「前回は舎利会(しゃりえ) 法要の為の壇が置かれていたけれど、今回は龍の声が良く響くように全て取り払ってあるんだ」と。
それに、拝観された方からの情報では  雨の日よりも 晴れの日の方が 断然響くのだそうです。なるほど!龍さんも 雨天は本業でお忙しいでしょうし、閑散期の晴れの日ならば きっと キバって美声を披露して下さるに違いありません。しかも 狩野山雪さん画の この龍の朱印帳が限定で作られているそうで、こちらも是非欲しいところです。  という訳で、住職! 私を冬の旅に行かせて下さい。お願いしま〜す!  m(._.)m

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1月8日(月祝) 泉涌寺山内一帯での行事、七福神巡りが行われました。 泉涌寺山内寺院は本山を含めて9ヶ寺あり 七福神と番外として 楊貴妃観音様・愛染明王様の 久福神(9福神) が祀られているのです。総門横の第1番 即成院で笹を貰い、各寺院で七福神の授与品を集めて巡ることが出来ます。飾りが沢山付けられた笹は賑やかで福々しく、見ているだけで心が弾みます。
この日は珍しく雨模様でしたが  蓮の葉に乗る大黒様は 参拝の方の願いを聞き届けようと ぬかるみにもひるむことなく 本堂前にお出ましで、早朝から多くの方がお詣りされたのでした。
今年の大黒さん役は小学生の龍ちゃんが引き受けて下さり、蓬大黒餅を配ったり 記念撮影に応じたりと大忙し。手伝いの為に東京から帰省した娘は イケメンでめっちゃ可愛い大黒さんにメロメロで、今年 成人式の息子も 嬉しそうに遠くから眺めて…。歴代の大黒さん達も 舌を巻く活躍だったのでした。
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本日 1月8日(月祝) は泉涌寺山内 七福神巡りの行事が行われております。
あいにくの雨模様ですが、大黒様は本堂前までお出ましになられております。
お写経、庭園の拝観は出来ませんのでご了承下さいませ。
お天気に恵まれたお正月でしたが 3日からは時折ちらちらと雪の舞う 厳しい寒さとなってまいりました。これを思うとドタバタと越した大晦日は暖かくて過ごしやすかったのね…と もはや昔の事のように思えております。
昨年の初夏に完成した 水琴窟は暑い夏に涼を呼び 皆さんにとても喜ばれましたが、はて  冬場はどうなるかと按じておりましたら 寒い中で聴く水音も中々に乙なもののようです。初詣に来られた方が楽しめるように、 製作した 庭師の斉藤さんが竹細工を新しくしたり 益々インスタ映えするよう整えに来て下さいました。
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夕方には一昨年と同様、本山の石野さんが大黒様のご祈祷にいらして下さいました。
石野さんは僧籍と神職を合わせ持つスーパー学芸員さんで、立派な白装束で現れると 小玄関にお出まし中の大黒様の前で朗々と祝詞(のりと)を読み上げ 、最後に後ろで聞かせて頂いていた私達のお祓いもして下さいました。
大黒様のパワーがフルチャージされ NHKの番組で蛍の光が流れる頃、鐘楼では住職の読経が始まり 本山の鐘の音を一つ聞いてから 雲龍院の除夜の鐘が鳴り響きました。 今年は最初から沢山の方が突きに来られ、薄茶あられ のご接待は大忙し…。お手伝いして下さる方に恵まれたお陰さまで 混乱することも無く、2017年はつつがなく 暮れていったのでした。
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新年のお祝詞を申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

雲龍院は年末年始、通常通り 拝観をして頂いております。
清水先生の活け花は新春を寿ぐ 素晴らしい出来栄えで 今年も気合いが入っているご様子。インスタ映えスポットとして 熱心に写真に収める方が続出しており、私も 大輪の間の御重箱が乙女チックで 個人的に気に入ってます。
そんなお正月華が目当ての方、三が日に本堂で特別公開している龍の襖絵をご覧に来られる方、七福神巡りで大黒様をお参りされる方… 年々 お年始に拝観に来られる方が増えているのを感じますが、特にお写経を希望される方が多いのには驚かされます。「寒くて大変ですよ!」と受付で散々 脅かすのですが、「年末を雲龍院の写経で締めくくる事にしてます。」とか 「 年の始めは写経でしょ!」と仰られ 、決まって必ず来られる方とお会いすることが楽しみでもあります。1月 1日に必ず現れる [元旦おじさん] と こっそりお呼びしている方は もう20年前からのお馴染みさんで、お写経の後で ほぼ一日中 まったりと雲龍院で過ごされ…。当初の元旦は この方だけの貸し切り状態だったのですが、今や 悠長に部屋を占領するのを憚られたご様子で、写経後にお抹茶を飲まれると「来年もまた来ます。」と苦笑しながら 早々にお帰りになられたのでした。
さて、住職と息子は今年も3日間 泉涌寺の修正会(しゅうしょうえ) に出仕しております。息子は5年目の参加。年末には断髪をぐずっていた割に 法要を終えて帰って来るとすこぶる機嫌が良く…。「一体、どのようなお勤めをしているの?」と聞いてみるのですが、密教の法要だからか? 説明が面倒くさいのか⁇ 詳しいことはなかなか口を割りません。どうやら 寒いお堂の中で 立ったり座ったりの激しく大変な法要のようで 住職は2日目に決まって筋肉痛を訴えてきます。お昼は精進のおせち重を戴くのだそうで、その写真を見せてもらいました。
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年末の忙しさで年々手抜きとなる我が家のおせち に 補うべく、本坊でガッツリとお皿に取り込む住職の魂胆が見える画像ですが…。左上の白いお皿は 施餓鬼 なのだそうで、一番最初に自分のご飯から 餓鬼に施しを分け与える作法があるそうです。
厳しい修行もあと1日。息子にとっては 髪が伸びるまで暫く寒い日々が続きますが …  風邪をひかないように元気に頑張ってまいります。
皆様方にとりまして どうぞ幸多い一年でありますようにお祈り致しております。

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