「大輪の間 」の活花 ↑ユウギリソウ
曇りがちな 少し肌寒い日々が続いておりますが クチナシの白い花がポツポツと咲き始め 目を引いております。拝観に来られた方が「京都はまだ梅雨入りしていないんだね!」と仰られ、「そう言われれば…」と。5月・6月は多忙とお疲れモードで ブログの投稿も怠りがちに。今更ですが 回顧記録を致します。
6月12日(水)
上皇 上皇后両陛下がご譲位最後の儀式として孝明天皇陵 、泉涌寺にご参拝遊ばされました。
ご先祖様へのお参りは懇ろに遊ばされるかと拝察し 行幸啓を心待ちにしていた私ですが、京都の方々の歓迎ぶりは想像以上で 前日のご入洛から京都駅や沿道には たくさんの方々がお迎えされたようでした。
山内寺族には勅使門内でのお迎え.お見送りのお役目を頂きます。娘と共に本山へと向かうと 皆 緊張した面持ちながらも 数年ぶりにお会いする方も居られて 控え室では同窓会のような盛り上がりに…。勅使門に移動すると整列し、今か今かとご到着をお待ち申し上げました。上空から激しく聞こえていたヘリコプターの音がパタリと止み 山内に静寂が訪れるとゆっくりと砂利を踏む車両の音がして 深紅色の上皇旗を付けた お召し車が勅使門前に停まり
上皇陛下、上皇后陛下がお降りになられました。ゆっくり ゆっくりとおひろい遊ばされ 長老さまが奉迎者を団体ごとに紹介すると
上皇様が「山内のお寺の方々だそうだよ。」
上皇后様が「まあ! 山内の方々なのですね。」と 御二方で仲睦まじく お話し遊ばされながら、私ども 一人一人に目線を合わせて下さり 一同 感激して胸がいっぱいになったのでした。
その後 御一方ずつ 孝明天皇陵へご参拝、そして霊明殿をお参り遊ばされたとの情報があり、 2時間程の御滞在で御発に。 再び 勅使門内に整列してお見送り申し上げると
上皇后様が山内寺院の前で御足を止められて「美味しい御茶を淹れて下さって ありがとう」と仰せになられ…。
後で聞いた話なのですが、打ち合わせの際 宮内庁から呈茶の必要は無しとのことだったのですが 直前に 僧侶がお淹れした御茶を側近の方がお出しすることになるかも… という事になったそうです。そして 渡邊部長さんがそのお役目を担い お茶の師匠である奥様から猛特訓を受けたとか。三回の栄に浴し、三度目は 上村長老さまも
陛下からお召しを賜わり ご一緒に御茶を上がられたのだそうです。そのような細かい事情までを
上皇后様がご存じでいらしたのかどうかは分かりませんが、霊剣あらたかな泉涌寺のお水で淹れた御茶をお召し上がり頂けたことに悦びを感じ、
両陛下のご健勝とお幸せをお祈り申し上げさせていただいている私なのでした。