清水先生撮影
4月27日 如法写経会法要が行われました。雲龍院の行事の中で 最も古く 大切な法要なので毎年 準備段階からピリピリと神経を使いますが、山笑う 清々しい季節に行われるという事もあり 一番 大好きな法要でもあります。
この日は 寒くも暑くも無い 絶好のお写経日和となり 朝から会員様が集われて10時に本堂にスタンバイ。長老様 はじめ 職衆のお坊様方も続いて入堂され 散華で場を清められました。その後 井戸へ清水を汲みに行き 加持して供えられ、天皇様の回向があり…。独特な節のあるお経を唱えながら 忙しく動き回る勤行をぼんやりと眺めている暇も無く 会員の皆様はお写経に取り掛からなければなりません。 職衆のお坊様方が筆を取られる頃には 山の笑い声が聞こえて来そうな程の静寂が訪れ 一同が お写経に集中されたのでした。
書き上げられたお写経は御輿に乗せられ 山を上り 天皇御陵へと運ばれて納経。
ひと修行を終えられた写経会員の皆様は 田毎さんの宗旦そばに舌鼓をうち 晴れ晴れとしたご様子にお見受けしたのでした。