昭和の日 | 京都雲龍院 寺庭婦人のブログ

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京都東山泉涌寺別院 雲龍院でのちょっとした出来事を皆さんに大公開!

「寺庭婦人」である私がblogを始めました。「寺庭婦人」とは「じていふじん」と読みお寺の奥さんの事です。私なりに雲龍院を徒然なるまま ご紹介いたします。





ゴールデンウィーク2日目、ぴかぴかの晴天に恵まれ お昼頃には汗ばんで拝観に入って来られる方も多くおられました。お庭の新緑は眩しい程で、[悟りの間] 奥のシャクナゲが満開となっております。ピンク色の大きな花は見応えがあり、迷いの窓 や 悟りの窓 を通して眺めながら ぼんやりと物思いに耽るのは最高です。
「あぁ〜  今日は 昭和の日 でしたねぇ…」どこかで [ちゃぶ台返し選手権] なるものが行われたそうで 笑ってしまいました。  もはや 昭和 は古い時代のようにも感じ取れますが、ちゃぶ台をひっくり返すくらいの気骨さを昔の日本人は大切にしていたのかもしれません。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

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サウイフモノニ
ワタシハナリタイ


ちゃぶ台 を上から見たような 悟りの窓をぼんやり眺めながら 宮澤賢治の文章が頭をよぎっていた 昭和の日の私なのでした。