フランス・コルシカ島の旅:その7 コルシカのハーブ | フランス家庭料理教室un petit peu(アン・プチ・プ)

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コルシカ島の丘陵には、多種多様のハーブや低い木々が生い茂っています。

 

 

「Maquis(マキ)」と呼ばれるこの広大な茂みは、なんと島の面積の1/4を占めるとか。

 

マキにはローズマリー・ラベンダー・タイム・イモーテル…など多種類のハーブのほか、コルシカ固有の植物が密生しています。

 

 

このマキのおかげで、コルシカの食材がとびきり美味しいものになっています。

 

まずは芳醇なマキのハチミツ。

季節ごとに味の変化が楽しめます。

 

春のハチミツはフルーティ、秋はほんのり苦味が加わるとか。

 

放牧されて育つ豚の肉や、山羊や牛のミルクは香り高く美味に。

 

コルシカ名産のシャルキュトリー(豚肉加工品)やチーズが絶品なのも当然です。

 

コルシカ産のワインやオリーブオイルもマキの恵みで風味豊かになります。

 

マキから収穫されるミルトやアルブーズといった果実はジャムやリキュールの材料に。

 

ミルトのジャムは甘酸っぱくて美味。

 

マキのハーブミックス、エルブ・ド・マキは料理の香り付けに使います。

 

いろんな草木が混じってワイルドな感じです。

 

エルブ・ド・マキはコルシカ料理に欠かせません。

 

ケーキのフレーバーにも使われます。

 

アジャクシオ滞在中に、マキから上質なアロマ製品を生産している「コルシカパム」を訪れました。

 

コルシカパムの工場とショップは、マキが生い茂る美しい丘陵地にあります。

 

ショップでは、香りを試しながら種類豊富なアロマ製品が購入できます。

 

どれも非常に純粋で上質なので、レモンのアロマオイルは食用も可能なのだとか。

 

レモンそのものの爽やかでナチュラルな香り!

コルシカパムのアロマオイルは、さっそく今月のレッスンで使用しますのでお楽しみに。

 

次はコルシカの旅の最終地、カルヴィに続きますしっぽフリフリ