美しい海に囲まれたコルシカ島ですが、昔の島民は海からの侵略を避けるために、山岳地帯で生活していたそうです。
たしかに、ドライブで数時間も山奥に迷い込んだとき、山頂や崖の上にある立派な集落をいくつも見つけて驚きました。
そのため、コルシカの美味といえば肉料理。とくにシャルキュトリーの種類が豊富です。
山栗の実を食べて育つ、豚やイノシシの生ハムやソーセージは絶品です。
レストランやビストロの定番、バリエーション豊かなシャルキュトリー盛り合せ。
いろんな店で食べましたが、どれも旨みが濃くて美味。塩気は意外にまろやかです。
お店でぶら下がっているときは独特の臭いがしますが、実際に食べると気になりません。
ふつうのカフェのハムサンドもびっくりするほど美味!
忘れられないのは、フィガテッリと呼ばれる豚の内蔵入りソーセージ。
表面をこんがり焼いて供されたものは感動的なおいしさでした。
シンプルな肉料理も抜群のおいしさです。
豚とミュスカワインのキャセロール。コルシカ産の優しい甘みの白ワイン煮込みです。
イノシシのシヴェ(赤ワイン煮込み)。コクのあるソースにはイノシシの血も使われているそう。
子豚の皮付ロースト。甘辛の照り焼き風で、皮はパリパリ・身はジューシーで絶品でした。
前菜として供された豚肉とリコッタチーズのラザニア。
イタリアに近いので、実はピザやパスタメニューが多いです。
どれもボリュームたっぷり!
いつもお昼ごはん抜きでディナーに挑みました。
次は、ナポレオンの故郷であるコルシカの首都「アジャクシオ」に続きます