12/9(日)、12/10(月) 2日間限定で、フランス・バスク地方菓子講座を開催しました。
今夏に2週間ほど滞在した食の宝庫、バスクならではのお菓子を盛りだくさんに4品ご紹介しました。
1品目は「ガトー・バスク」
分厚いサブレ生地の中に、カスタードクリームやチェリージャムを詰めたバスクの代表菓子。
表面にローブリュー(バスクの十字架)を描くのが正統ですが、レッスンでは十字架をベースにした木の葉模様を。
このガトーバスク、タルト型などで薄く作れば簡単ですが、レッスンではあえてぶ厚く焼くことに挑戦。
厚みを出すには難しいテクニックが要りますが、クリームたっぷりで断然美味!
皆さんコツをしっかりマスターし、見事上手に焼き上げました。
現地で入手したバスク産ブラックチェリージャムを添えて。
2品目は「ベレ・バスク」
バスク発祥のベレー帽のかたちの名物菓子。
ふわふわのジェノワーズにチョコクリームとチョコチップで飾り付け。
なんだか懐かしい印象のケーキです。
ここでは濃厚なチョコクリームの代わりに、豆腐を使って低脂肪に仕上げたオリジナルレシピのクリームを使用。
超ヘルシーなのに豆腐っぽさを全く感じさせない絶品チョコケーキは、
「安心して家族にたっぷり食べさせられます!」
「豪華に飾ってヘルシークリスマスケーキにします!」
…などなど、皆さんに大好評をいただきました。
3品目は「ピメント風味の豆腐チョコレートムース」
バスク名産、穏やかな辛味の上質な唐辛子「ピメント・エスペレット」をほんのり効かせた濃厚チョコレートムース。
通常レシピには多量の生クリームを加えますが、ここでは豆腐で代用。
なんと主役のチョコよりもどっさり使います。
そのぶん、チョコレートは上質なフランス産ハイカカオのビターを使用しました。
こちらも超ヘルシーなのに豆腐を全然感じさせない本格的な味わい。
ピメントの辛味がアクセントになり絶品です。
4品目は「元祖バスク風マカロン」
フランス・バスク地方に伝わるマカロンの元祖。
門外不出の伝統レシピに近づけるよう、試行錯誤してやっと完成させたレシピです。
見ためは素朴ですが、外はさっくり・中はねっちり。アーモンドの風味が濃厚で病みつきになるおいしさ。
お菓子作り初心者には敷居の高い、絞り出しのテクニックもしっかりマスターして頂きました。
バスク地方で購入した、上品な味わいのスペイン産アーモンドのご試食も。
4品のお菓子のご試食前には、恒例のヘルシーランチを召し上がっていただきました。
今回のメニューは、彩り野菜+無農薬玄米のベジタリアン・ボウル。
玄米が隠れるほど、野菜や豆が盛り盛り。
このあとお菓子をたくさん食べちゃう罪悪感がちょっぴり薄れますね。
ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました
12月初旬、まだ紅葉が見頃の京都へ。
超ふわふわやわらか東寺餅