絵の色使いによく表れる、子供の気持ち | UNOSANO.NET 彩リノススメ

UNOSANO.NET 彩リノススメ

イロドリノススメ

こんにちは、佐野みずきです。

児童心理学では、対象の子供に絵を描かせるという手法がよく使われます。
これは人間の心理状態が、使う色や描く形に表れるという効果を狙ったものですが、特に子供の場合、感情と色との連動が大人よりも直接的だといいます。



海外のある研究者の報告によると、保育園児をふたつの組にわけ、片方の子供たちには悲しい話を、もう片方の子供たちには楽しい話を聞かせ、褐色と黄色のクレヨンを用意し、すぐにそれぞれに絵を描かせたところ、悲しい話を聞いた子供たちの多くは褐色を、楽しい話を聞いた子供たちの多くは黄色を使ったといいます。
このように子供であればあるほど、その時の気分・気持ちが直接的に色に表れるのです。

特に何の制約もなく、自由に描いた絵ほど、本人の気持ちがストレートに現れます。
まだ自分の感情を上手に表すことができない子供にとって「絵」は、周囲の人間に自分の気持ちを伝える、大切なコミュニケーションツールなのです。



佐野みずき公式サイト  
http://www.rays.cx
佐野みずき著書『“サプリメントカラー”で意識を変える・癒しと気づきのカラーセラピー』
> https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0009502
佐野みずき著書『色の好みで相性がわかる?テーマカラー相性診断』
> https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0020278