「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」(2024年) | きまぐれWalker2

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テレビ時代劇の金字塔「鬼平犯科帳」が、中村吉右衛門主演シリーズがファイナルを迎えてから8年の月日を経て“新たな鬼平”としてついに始動。五代目鬼平・長谷川平蔵を演じるのは、歌舞伎俳優・松本幸四郎。祖父に初代松本白鸚、叔父に中村吉右衛門をもつ幸四郎が、鬼と恐れられる一方で、その素顔はユーモアも心得た懐の深い鬼平像に挑む。記念すべき第一弾であるテレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」は、旧友との邂逅を通じて平蔵が鬼平と呼ばれるようになった所以を紐解くエピソード。
 

長谷川平蔵(松本幸四郎)は本所界隈を見廻り中に、若かりし頃の道場仲間で親友の岸井左馬之助(山口馬木也)、本所の無頼者相模の彦十(火野正平)と再会する。左馬之助から、かつて二人が憧れた娘・おふさが(原沙知絵)嫁ぎ先を離縁され、悪御家人の御新造になっていると知らされる。彦十がその御家人の身辺を探ると、平蔵、左馬之助の青春時代の恩師に繋がる因縁と悪事が明らかになる…。そして、今後は映画の公開や、5月以降は連続ドラマのシリーズも復活するという。

 

 
“待ってましたビックリマーク”の「鬼平犯科帳」。先代の二代目中村吉右衛門さんが亡くなって、空位になっていた鬼平のポジションを甥にあたる十代目松本幸四郎が引き継ぎました。先代が演じていた頃から、ちょくちょく客演はしていたので、元々既定路線だったのでしょうね。そして、鬼平の若き頃の“本所の銕”こと長谷川銕三郎
役には、息子の市川染五郎が演じるという親子共演もあります。叔父から甥、父から息子と、歌舞伎は血縁関係が大事なんだということを痛感しますね。吉右衛門さんのイメージを幸四郎が払しょくできるかが勝負です。

共演陣の俳優も、江戸屋猫八や長門裕之が演じた相模の彦十役には火野正平。梶芽衣子が印象的なおまさ役には中村ゆり。平蔵の妻久恵役は、多岐川裕美から仙道敦子に。手配化の同心役では高橋悦司が演じた佐嶋忠介役は本宮泰風、“うさぎ”こと木村忠吾役は尾美としのりから浅利陽介へ刷新されました。そして、第一話の本所・桜屋敷は悲しい話でした。鬼平の若き頃の親友と淡い初恋をからめたセピア色の思い出…最後の結末のつけ方も、苦い味となりました。これからも楽しみですが、惜しむらくはジプシーキングスの『インスピレイション』が流れないのが残念です。
 

「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」(2024年1月8日)
監督 山下智彦
製作 宮川朋之
原作 池波正太郎『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』(文藝春秋)
脚本 大森寿美男
音楽 吉俣 良
出演 松本幸四郎(長谷川平蔵
   市川染五郎(
長谷川銕三郎
   原沙知絵 (おふさ)
   山口馬木也(岸井左馬之助)
   本宮泰風 (佐嶋忠介
   浅利陽介 (
木村忠吾
   柄本時生 (
小野十蔵
   仙道敦子 (久栄
   中村ゆり (
おまさ
   火野正平 (
相模の彦十
   橋爪 功 (
蓑火の喜之助
   松平 健 (
松岡重兵衛
 
 
日本の四季は、日本の春はいいな🎶