皆様おはようございます。
雲海です。
さて、それでは前回お伝えしていたように、土間コンの現状について記事にしたいと思います。
お付き合いよろしくお願いします。
11月3日午前
その日は11月にしてはとても暑く、日差しも強いことから夏日になりそうな気配でした。
地面にはメッシュワイヤーが引かれ、外構業者さんは談笑しております。
雲海さんの外構は、一度土間コン打ち直しという予想外の事態になった影響か、外構業者の手の業者の社長までも現場に臨場するようになっておりました。
更に、前回の土間コン工事の際には左官の方(土間コンをならしたりする作業をする職人さんは左官職人さんです。)は一名だけでしたが、今回は3名。
更に現場の調整役+ベテラン職人として社長が居るという万全の体勢でした。
作業開始
しばらくすると、現場にミキサー車が到着しました。
前回も今回も水の分量は全体量の55%。
なのに前回は出てきた生コンがかなりジャリジャリで、明らかに水分が少ない状態でした。
果たして今回はどうなのか。
固唾を呑んで見守っていますと、いよいよ生コンが流れてきます。
今回の生コンは骨材の量、水分ともきっちり入っているようで、前回のようにジャリジャリではなく、ほどよくとろみがある感じ。
一輪車2台で入れる箇所に運びつつ、タンパー等でタンピングしていきます。
もちろん生コンを入れながらメッシュワイヤーを浮かし、きちんと土間コンの強度もとっていきます。
更にここからが職人芸。
トンボを使って全体を平らにならしつつ、細かく持ち手から振動を加えることで、アマ(水状の生コン)
を表面に出しつつ、小石などを底に落としていきます。
この辺りは雲海さんも若い頃に現場仕事をしていたことがあるので分かりますが、今回の左官の職人さんは間違いなく
かなりの腕前
であるのは疑いようはありません。(最初からこの職人さんにしてよ、と思わないでも無かったですけどね)
小休憩を挟んで…
土間コンは一度タンピングをしながら平らにならした後、乾かしてコテでならす為には適切な硬さになるまで待たないといけません。
しばらく待ちますと適切な硬さになったようで、作業が再開されました。
今回は左官職人さん3名によるコテでのならしでしたので安心して見ていられたのですが、特に一番上手いと思われる方(この方は電気工事士の資格も持っており、元々電気工事にも来てくれていた方でした。ただ、左官職人歴も長い方で、かなりきっちりしている方でした。)が
今日は三往復行くわ
と言っていました。
どういうことだろうと見ていますと、奥から手前に向けて一度にコテで3回ならしを入れておられたのですが、手前まで来ますと再度奥に行き、同じようにコテでならす。
つまり、通常木コテで2回、金コテで2回ほどのならしでいいところを、丁寧に9回もならしてくれておりました。
その結果
明らかに前回と表面の輝きが違う!
と一目で分かる土間コンが出来上がりました。
今現在乾かしているところで、今週木曜か土曜に仕上げになる予定の車庫周りな訳ですが、少なくとも土間コンについては、今回はすんごいいい感じに仕上がっていっています。
出来上がりを楽しみにしているところです。
最後に
やっぱり外構は職人のガチャな面はかなり強いと思います。
ベテランかつ腕の良い左官職人さんがやった土間コンは、かなり美しい。
もちろんコテ跡は多少は出たりしますが、9回もならしてくれたところは、ほぼコテ跡が見えなかったりします。
仕事は丁寧かつきっちりとした仕事が美しい。
まさしくそれが体現された土間コンと言えると思います。
もし施主として外構の立ち会い出来るのであれば、土間コンの打設の際には立ち会い、しっかり作業を見た上で注文を付けたほうが良いと思います。
腕の差は勿論のことながら、ずさんというか、面倒臭がりな職人さんであれば、2回もならせばいいや、といった方も居られるかもしれません。
土間コンの出来上がりの写真をまた後日上げる予定ですが、ちゃんとならした数が多い土間コンは本当に表面が平らになっている為、輝きが違いますし、見た目にも真っ白に見えます。
実は人の目というのは、表面にデコボコのある物は輝いていないように見えますし、逆に言えば本当に真っ平らな表面の物は輝いて見えるようになっているのです。
また、色についても同じ色の物しかそこに無いはずなのに、くすんで見えたりするのですよね。(時間経過で土間コンの表面が雨水や風で少しずつ削られ、平らになることで綺麗に見えてくるのはそのせいだったりします。)
つまり、施主は土間コンの打設の際に
きっちりと砕石を10cm入れているか
タンパー等でちゃんと叩いてアマを表面に出しているか
最低でも規定回数(木コテ2回、金ごて2回)のならしがされているのか
の確認はしたほうが良いと思います。
出来上がりだけ見て、表面だけ綺麗になっていれば、正直分からない(土間コンのクラックが入っているかどうか、強度はきっちり出ているか)ですからね。
そういう意味では、うちは家に住んでから外構工事をしましたが、このやり方のほうが細かく作業の進捗や内容を見れるので良かったかもしれない、と思いました。
結構トラブルが多かったのですが、それにも気付けましたしね。
関係各者への御礼
家を建てた方で、しっかりとした家がたち、満足度が高いにも関わらず、最終の印象に関わってくるのが外構であると僕は思いました。
正直、外構が上手く進まず、トラブルが続出し、外構が終わらない状況は辛かったです。
ですが、流石の小林住宅。
エリアマネージャーであり、うちの担当営業マンとなったS口さん。(個人的に絶対元ヤンな人だと思っている圧を持った営業さんです工務店がやらかした時は速攻で相手社長に電話してくれました。)
そして一番偉い人のはずなのに、細かく施主に連絡をくれ、支えてくれた吉村社長。
このお二方のおかげで外構がなんとか終わりそうです。
この場を借りて深く御礼申し上げます。
時々電話がかかってくるY平チーフのうっかり八兵衛ぶりにも心が和みましたよ(笑)
外構業者の現場管理者であるK崎さんには相当にクレームを言ったり、無理を言ったと思いますが、前担当者(実はうちの外構を元々担当していた方は外構着工の3ヶ月ほど前に辞めているのですよね。)からまともに引き継ぎを受けられなかったにも関わらず、トラブル続出の現場を上手く纏めてくれたと思います。
ありがとうございました。
まもなく家づくり全般が終わるに当たって思うこと。
家づくりだけではなく、人が関わること全般に言える事ですが、人が何かを成すには人の支えが必要です。
僕と小林住宅は施主とハウスメーカーという立場ながら、良い家を建てたいと願う僕の思いに寄り添い、本来関係が無いはずの外構についても寄り添って支えてくれました。
ハウスメーカーはかなりの数がありますし、性能や拘りも各社違います。
過去の記事でも言った事はありますが、ハウスメーカーを選ぶにあたって大事なことは
施主に寄り添ってくれる営業
施主にとって最適な性能を他社よりもリーズナブルに提供してくれること
施工の技術が他社より強いこと
だと思っています。
ただ、小林住宅の場合は
何故か社長さんまでが施主に寄り添ってくれること(一番の驚きはほんまにこれなんですよねぇ…。普通なんかあったところで、社長さんが直接施主の前に出てくる事なんかないて…。思わず吉村社長半端ないって!と大迫バリに言いそうですよね。)
があったりします。
この間社長さんと話す機会がありましたが、各施主の家の図面は、設計士2人ほどを通して終わり、ではなく、全件社長さんが目を通し、前の案件の焼き直しになっていないか。
施主にとって良い家になっているか。
などなどを見てくれているそうです。
そんなハウスメーカーがどれだけあるのか、という話ですよね。
おそらくこれから小林住宅は建てる棟数を年間50ほどに絞っていた気がしますが、もっと棟数を建てなければならなくなると個人的に思っています。
何故なら
この値段で
この性能で
この技術で
家を建てられるハウスメーカーは居ない、と思うので、建てたい施主が増えていくだろうな、と思うからです。
もちろん新しい事やこれまでと同じ事でも件数を増やしたりすれば問題も増えることと思います。
でも、そうやって悪戦苦闘しながらも、進んでいった先に社長さんの
施主にとって良い家を、手の届きやすい価格で
という信念に基づいた素晴らしいハウスメーカーがあると思いますので、応援しています。
なお、雲海さんは社長さんの信念をよく紹介しておりますが、小林住宅は中堅どころのハウスメーカーですから、ローコスト住宅ほど安い訳ではありません。
ただし、同じ性能の家を建てた場合に一番コストパフォーマンスが高いのは小林住宅だと思います。
他社にこの土地では建てられない、と言われた方
良い性能の家を建てたいが、他社だと思ったより高くなった、という方
こういった方には間違いなく小林住宅がオススメです。
最後に久しぶりに言います。
貴方も僕達と同じ小林住宅で家を建てませんか?(安定の回し者感)
なんか文章の構成的に最終回っぽい気がしますが、細かく色々と更新していきますので、以降もお付き合い下さいね。
それでは、また!