ひとつに繋がる場所 | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

昨日はいつぶり?か定かではない、一人きりでのお出かけ。冬以来かな。。汗

 

恐怖のインド第二波が去ってからは初。この前まで閉まっていたお店に入る度、絵も言われぬ「あぁ〜〜。みんな元気そうで本当ーに良かった。。」とプチ感動の波が。涙もろい。笑

 

いつもはキレる「もうお皿下げて良い?」とインドなタイミングで聞いてくるボーイさんにも、笑顔で「まだ♡」って言えた。この感覚が続きます様に。。

 

 

数カ月ぶりのカプチーノ💕を、秒で下げようとしないで。笑

 

 

以前は無言?な店員さんも、お客さんが戻って来て嬉しいのか、何と初めて!話しかけてくれた(前は接客してもらえてなかった?w)。

 

店「あなたどこの方なの?」

 

私「。。日本です。」

 

店「ええーー!(ガーン顔)そ、そうなの?!」

 

私「はい。。(そんなに驚く!笑)」

 

店「日本の方だったんですね!じゃあこれ見て下さい、コレ!私のセンセイです!」

 

と、おもむろに自分のバッグから本を取り出して見せてくれる。

 

店「あなたこの池田センセイを知ってますか?私の先生なんです。」

 

私「??(いっぱいいるがな)あ、あのー、科学者の?※単にホンマでっか好き」

 

店「いいえ、この写真の方です(本のページを指さして)!有名な仏教の先生でしょう?」

 

ゴメーン、知りませんでした泣。でもこんな風に日本人が話題になる事なんて、こっちではめったにないので嬉しい!

 

 

私「インドにも日本の仏教を信仰してる人がいるの?」と聞くと、

 

店「いるわよ。チャンディガール近辺でも2〜3千人くらいは。」

 

そ、それはスゴい。何より私が日本人と知ってそんなに驚いてくれるほど、日本を尊敬してくれている人がいるなんて!泣泣

 

ほぼ2年帰国できずロックダウンで自粛続きだったけど、ふと何か大切なライフラインがつながったような安堵感。この街のインドの人の心に「日本」がいてくれた。。泣

 

 

普段は愛想なく見えても、話してみなければ分からないもの!北インドはまだまだ奥が深い、深すぎるー!

 

 

このモンスーンの時期の晴れ間は、最高に蒸し暑い。花々も野性味を増す🌺

 

 

 

ま、そんな美談ばかりではなく、先週日曜は公園のジューススタンドのお兄さんにジロ見されてね。。

 

「何を見てるんですかアナタ(キャーデクレへホ、アープ?)」って聞いたら、もっとジーーローー見て来たよ。3回言ったら3回ともジロ見で返して来たジロウ君、キモーーイ!

 

さすがに隣にいた夫が小声で「それ以上見たらビンタ張るけど良ーい?」って言ったら、一瞬で所在無さ気にうつむきよった、ジロウ。一生うつむいとけ!

 

ジュースは美味かったけどな。笑

 

 

まだまだ私のインド修行は続く模様。。ところでインド女性には、どんな理由で誰にどれだけ見られようが、絶対に反応しない心得があるのです。忍法「見られても常に平常心」の術。鍛錬が違うわ。必ず仲間と行動するしね。

 

 

と、家から一歩外に出れば必ず何らかの「嫌なこと①②③。。」が待ち受けているのがインドの地方都市。だからここにずっと住む気はサラサラなかった。

 

でも4年目にして立ちはだかった大きな壁は、もがいて逃れられる類いの物ではない気がしたよね。

 

苦手な事にも心をこじ開けて、正面から向き合うチャンスを与えてくれたんだと思う。

 

 

そう。久々の外出では小さな「良かったこと①②③。。」が身に沁みて無限大にありがたく感じたし、そっちにフォーカスしていればジロウ君は割とどうでも良い。これまで小さく諦めてばかりいた自分の中のポジティブが、少しだけ逆転を始めたような。笑

 

 

この前の月蝕、日蝕から夏至そして満月への流れは、

 

問題が浮上してはその問題意識を解除し続けて、心身共に身悶えながらほふく前進する様な歩み。

 

昨日の満月と同時にようやく現実が動きました。

 

 

それは今週、ずーっと以前から構想し続けて来た夢を一歩前進させ、「天然素材のインド雑貨のオンラインストア」をオープンすることが出来たこと!

 

あちらこちらに散らばっていた色々な思いのカケラが、自分の中で1つになった気がします。

 

 

tinyuri.india (tinyuri.thebase.in)では、手仕事で作られたインド綿のハンドブロックプリント・ワンピースを中心にご紹介中。

 

 

日本なのかインドなのか、心定まらずに暮らして来たこの数年。。

 

インドにいて日本を思わない日は1日もなく、インドでも「日本人」として私に何が出来るのか模索する日々。

 

カルチャーショックを乗り越えようやく見つけた大好きなインドは、手仕事伝統を現代に受け継いでいる貴重さと、にわかには理解し難かったインド式スロウライフの可能性でした。

 

インドに来た事が一度もなくても、インド雑貨が身近にある人は先進国では多くいる(私の友人に多し)。

 

それだけインドの物づくりは世界に浸透していて(植民地化以前から)、私たちの着物文化の源流でもある。

 

私も子供の頃は母が集めたインドの布がベッドカバー、居間の壁のサリーの女性の銅版画を見て育ったし。←変?

 

 

 

インドの人がチャーイを飲みながら、素朴な場所で人間らしく笑ったり怒ったり?、泥や草やお日さまの光を利用して超スロウに作る布に、温もりがない訳がない。

 

生きるエネルギーが満ちているモノは、側にいるだけで私たちの心を温めてくれると信じているのです。

 

(あるいは、目を覚ましてくれる。笑)

 

 

お洗濯の度に手洗いしなければ色移りしてしまう草木染めや、一着一着、木版プリントの濃さも違えば滲み擦れかすれがあり、同じ製品は1つもないという「面倒くささ」さえ笑、唯一無二のアート作品のようで無限の面白味を感じてしまう。

 

人間らしさ。自然の恵み。宇宙の采配。

 

面倒くささの宝石箱。笑


でも手間ひまかかって面倒なほど、そこには愛が込もっている。

 


作り手の多くは庶民であり、時に社会的に低い位置づけであることも。女性たちが性差を越えて自立するための手段としての手工芸をサポートする組織等も増えている。

 

少しずつ、日本などの先進国に輸出される製品も「安い布」→「伝統工芸作品」としての認識が高まっている。

 

オープンしたばかりの私のお店はまだ、お店やサポート団体から購入させてもらった物。でもいずれは産地に足を運んで、少しでも作り方や生き方を学んでみたいという思いがあります。

 

そして伝統や手工芸が風前の灯し火になっている私の夫の村や、今住むこのチャンディガールで出来る事が見つかれば最高。。

 

 

40過ぎて1人インドに来て、旅に出て恋をして、小さな村で結婚式をして笑。でも知らない世界に流されそうでいつも怖くて。。

 

そして大切な存在を失って、どうしてもどうしても立ち上がれなかった長かった年月。ようやく立ち上がる理由が出来ました。

 

 

来週は藍染めブロックプリントの新作、そしてAnokhiの新作も入荷します。

 

 

昔は2、3年で転職を繰り返して来た私。でもありがたい事に全てのスキルが役に立つ笑。そして生まれてからこれまで出会ってくれた全ての人たちが、バラバラだった私の欠片を1つに繋げてくれた感覚。

 

何気なくてもあの時一緒にいられたこと、それぞれの世界を私に開いて見せてくれたこと、それが奇跡のように繋がった場所が、今ここ私でもあるから。

 

だからこのお店も、いつも誰かのお役に立てる場所にして行きたいなー。超スロウな歩みでも。笑

 

 

と言うことで笑。天然素材のインド服 「tinyuri (てぃにゅり) india」オープンしました!

 

来週は新作も入れますので、良かったら遊びに来てください♡

 

tinyuri india 天然素材のインド服店へはこちらから↓

 

 

 

さらに来週7月4日(日)は、「1日かぎりの☆10%OFFセール!☆」も開催いたしまーす!

 

定価はすべて「国際送料&税金」込みとなっていますよ。その定価からの10%OFFとさせていただきます。蒸し暑い夏を快適に楽しむためのワンピースやストール、インテリア商品があります。

 

tinyuriのインスタも日々新作などアップしてます。ぜひチェッックしてみて下さい♡

 

インスタアカウント↓

@tinyuri.india

 

 

すっかり開店のお知らせ一色に笑。これから皆さまと緒に tinyuriを成長させて行けたらと思いますので、ご意見ご感想お待ちしています。(皆さん、インドから欲しいものってありますか?)

 

これからも、どうぞよろしくお願いします♫

 

 
日本への商品の第一便が昨日インドを旅立ちました。無事に届きますように〜🙏✨

 

 

そういえば満月前、夫の家族からも嬉しいお知らせがあった!

 

幸せって、必要な時必要な人たちにちゃーんと訪れるんだなーって、

 

世界はよく出来てるなって。

 

許して受け入れて

また信じられる気がしたのです。