私を自由にするもの | 北インド☆ゆるヨガライフ

北インド☆ゆるヨガライフ

ヒマラヤで出会った夫と、北インドローカル暮らし8年目。
お見合いが主流のインドで年の差婚、3度の流産、文化や習慣の違いに奮闘中。
スラム支援のNGOで働いたり、子宮腺筋症と共存しながらゆるーくヨガを続けたり。
40代インド生活の気づきと学びです。

北インドは束の間の気持ちの良い季節。カラリと晴れて風通し良く、エアコンを止めて3日目。でもほんの一瞬で、10月いっぱいだろうな。。

 

環境の不快感から解放されるのは、10月と4月だけ。環境でこんなにも自由が制限されるなんてね。ようやく正常に目の前の物が見え、音が聞こえ、呼吸が通り、作業が出来る自由。

 

 

インドの下町は今日も平和。明日からナヴラトリ祭かー。

 

 

自分の力で変えられない事は、受け入れて進むということを覚え始めた。

 

どんな制限の中でも、何をしてどんな事を思うのかは自由。。。

 

前は快適な環境が与えられていたから、そんな小さな隙間に目を向ける事もなかった。

 

皆と大体同じでいれば自分で選ぶ必要もなかったっけ。

 

 

でもこのコロナ危機で行動が制限され、はみ出さないように潰れないようにと、ちょうど良いバランスを取るまで心も体も揺れ動いた。

 

揺さぶられて鍛えられるのは自分軸。

 

外界で何が起きようと適応する力と、

揺さぶりにも折れない柔軟な軸と。

 

 

先週パスポート更新で首都デリーに向かうところ。列車が突然キャンセルし、バスで行くしかなくなった。。。
 

 

無茶ぶりなロックダウンや社会情勢に揉まれたこの半年は、同時に自分の中の不協和音を調整する時期でもあった。瞑想と共に過去の出来事が心の中で1つ1つ昇華して行った。

 

でも今朝、この上ない秋晴れの朝日に目覚めた途端、ハートに不快な波が押し寄せた。。昨日熱が出たのもイライラ寝付けなかったのも、こいつの仕業か。

 

(私。絶望しかけてたんだ。。)

 

ベットの端に座ってはっきりとそう感じていた。認めたくなかったし直視したくなかった事。何ならこの恐れから目を逸らすために色々やって来たように思う。

 

ニュースなんてめっちゃ怖かったし。

日本とは何だか温度差があるし。

インド人の言うことは信憑性ないし。笑

 

ここ1ヶ月ほど湧き上がって来ていたモヤモヤの正体。だから日本の家族ともインドの家族とも話したくない気分だったんだ。。家族の声を聞いたら泣いてしまいそうで。

 

 

昨日も夫の些細な言動がどうしても許せなくて、何なんだろうって。きっとこれを認めなさいってことだろう。

 

そのままを認めなさいって。

 

自分を嫌いそうになったこと

現状を呪いそうになったこと

自分のせいにしかけてたこと

 

 

直通バスはなく、何度も乗り継いで辿り着いたホテルのバルコニーから。

 

 

自分に負けそうで怖かった。自分との約束がダメになりそうで。そんな不安の中で気丈にしてるしかなくて、どこにも確かな答えはなくて。

 

 

自分で自分を保つしかないなんて

なんて心細いんだろうってね。

 

 

でも

これが「自由」なんだよね。

 

 

 

誰の答えも鵜呑みにせずに、自分で選んだ道を信じてやりなよって、モヤモヤ絶望感が教えに来てくれた。

 

誰よりももっと

自分を信じてあげなさいって。

 

人を当てにせず上手くやりなさいってさ。笑

 

 

朝。自粛でほぼ貸切りのフマユーン廟を散策。広々として気持ちが良い。
 

 

外界の不安な情報に過剰に自分を縛っても、私は私を幸せにしてあげることが出来ない。

 

衣食住の他に、心身の健康も必要な手続きも満たしてあげなければならない。そして日々の喜びも、将来への希望も。

 

周囲のことにアタフタして消耗していたら、勿体ない!

 

自分で満たしてあげられない気持ちを、夫への不満として矛先を向けても何も解消しないし。笑

 

 

すべては自分に由る

 

だから自由。

 

 

自分がどんな気分でいたいのか、どんな事をしたいのか、もっともっと信じてよく聞いてあげて、

 

それを愛情を持って1つずつ実現したらちゃんと感謝して満足して、お疲れー!ってよく食べて寝ればいい。笑

 

 

ずっと行きたかったアノーキにもタイミング良く寄ることが出来た✨

 

 

 

世の中がどうとか、夫がどうとか言っている間に貴重な一日を無駄にしてしまわないように。

 

ご近所さんが、インドの親戚が私をどう思うかよりも、私が彼らをどう思いたいかの方が大事。

 

せっかくなら

良く思いたいのよ。笑

 

 

だって私の自由は

 

私にしか実現できない。

 

 

 

この時期にデリーなんて、夫がいなかったら絶対無理でした。毎日ゲームに熱中するのも大目に見なくては。笑