さて、「私の平成。」の話に戻ります。
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みなさん、じゃまーるって知ってます?
サークル仲間や飲み友なんかを募集する、今でいう掲示板みたいな雑誌です。
あの頃はパソコンなんて持ってないし、インターネットを利用する人口がそもそも少なかったし。
このじゃまーるが本当にやばくって、年齢、性別、連絡先を載せなくちゃいけないわけですよ。
この頃、携帯電話もないしメルアドもないし、しかたないから自宅の電話を載せるわけですよ。
したらね。
いたずら電話の嵐ww
ビックリするのが男だけじゃなく、女の子からもかかって来るww
世の中はこんなにも狂ってる人がいるんだーと感心しましたよ。暇なんだな~狂人はってww。
あとはチケットぴあ(雑誌の方の)の端っこに仲間募集の記事を載せて貰えるのがあって、これも良く利用してました。
そして、知り合いなどにも声を掛け、15人くらいのメンバーが集まりました!
舞台を打つのに、何が必要かわかりますか?
・シナリオ
・演出家
・出演者
・音楽(既製品はBGMだろうとASRACに使用料を支払います)
・照明、音響、舞台監督
・制作を手伝ってくれる人(経理、営業、運営にかかわる雑務をやってくれる人)
・当日の受付要員(仕込みから終日いてくれる人。2人は必要)
・衣装(購入するか製作するか。製作するなら衣装さんが必要)
・小道具(購入するか製作するか。製作するなら小道具さんが必要)
・舞台セット(製作するなら、たたきを行う場所&公演までの保管場所。公演終了後の処理)
・稽古場の確保(2ヶ月分の稽古をする場所、本番1週間前からは実際にセットを組める集中稽古場)
他には、殺陣が入るなら殺陣師、ダンスを入れるなら振付師、日舞を入れるなら踊りの先生を探さなくちゃなりません。
劇団は会社を運営するのと同じなので、支出収入のバランスを考えて、赤字にならないように回さなくてはなりません。
どんなに大きな劇団でも素人劇団でも役者には団費やらチケットノルマがどんどん課されていきます。
要は劇場費が高いからですね。
都が運営している劇場なんて、小屋入りまえに全額払って下さいなんてのもあるので、一枚4000円のチケット40枚分を前払いで払えっていう悪徳劇団もありましたよ!
一括で16万ってwww払えるかっ!
私は役者からお金を絞り取るこのシステムが嫌いだったので、自分とこはユニットという形にして団費は集めませんでした。
ノルマも極力少なめに設定しました。
その代わり、衣装や手持ちの小道具は各自で揃えて下さいねという条件付きでしたけどね。
だから、自分はマイナスばかりでしたよ。
おかげでシナリオの仕事に繋がったけど。
当時、シナリオライターになるつもりなんて微塵もなかったのに。
人生とはわからないものですね
私の平成。(5)最終章へつづく。