宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ) -69ページ目

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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3月2日、映画館で「あしたのジョー」を観た。見事に再現された昭和40年頃の町に感動し、戦後の混沌から立ち直りかけた町の熱気と、そこに生き抜く人々の眼差しをスクリーンの中に見つめたばかりだった。この「大震災」は戦争と同じだ。一日も早い復旧、復興を望むが、それがそんなに簡単なことじゃないことくらい、誰だってわかる。マンガなら、ここで颯爽とヒーローが登場する場面だが、現実にはそうはならない。だけど、子供の頃に信じた「正義の存在」までも失ってしまっていいのだろうか? 同じ「ジョー」という名前で、島村ジョーという名の戦士がいた。それは、私の心の中にずっといるのだが、その日本の19歳の少年戦士は、アメリカやイギリス、フランス、中国、そしてロシアの赤ん坊までと手を取り合って地球の危機に敢然と立ち向かった。3.11の天災とともに起きた、原発事故という人災。それは「核保有」と同じ意味を持つ、人間の思い上がりが引き起こした事態なのだ。今こそ、世界と共に考えなければ、私たちが戦後の復興に学んだ知恵は何も生きないだろう。「009」の勇姿を見て、その美しさを記憶してきた私たちが、次の正義を考える番なのだ。

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4月になりました。春だから、咲いた咲いたチューリップ・・というワケで、こんな曲をご紹介。
写真のレコジャケは1974年の「銀の指環(ゆびわ)」。チューリップと言えば、当時はフォークでもなくロックでもなく、歌謡曲というイメージもなかった。全ての中間に位置したグループ。それでいて、アイドル的な人気もあったから不思議と言えば不思議なグループだった。この「銀の指環」も、指輪ではなく、指環と作詞した所がなんとなく爽やかな印象を与えている。指輪と書くと色恋の匂いが強すぎて、夜の艶歌の世界に入ってしまうから、きっとそのあたりも財津和夫はしっかり計算してたんだろうねぇ。♪二人が残した海辺の足跡も みんな消えたけど ひとつ淋しそうに 今も輝いてる銀の指環よ♪ という、あくまでも甘く切ない青春の一曲なのである。73年に大ヒットした「心の旅」も甘く切ない曲だけど、指輪を指環と書いた「銀の指環」の方が、チューリップという人為的な存在感があって、私の心に残っている。

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NHKの「江~姫たちの戦国」を観ていたら、徳川家康の家来役(酒井忠次)で桜木健一が出ていた。この人を観ると、ゴールデンコンビという言葉を思い出す。1969年に放送を開始した「柔道一直線」は、もともと梶原一騎原作のマンガを実写化した番組だったけれど、主人公の一条直也と高原ミキのラブストーリーも随所に散りばめられていた。一条直也を桜木健一が、恋人の高原ミキを吉沢京子が演じた。スポ根ものドラマでは珍しく、当時の月刊平凡や明星にも、ふたりの噂やツーショットの記事が掲載され、まだ子供だった私は何となくドキドキしていた気がする。71年の「さぼてんとマシュマロ」で吉沢京子は沖雅也とコンビを組み、新しい恋?の相手を見つけた。その後、山口百恵と三浦友和のビッグカップルに続いて、井上純一と藤谷美和子、小泉今日子と渡辺徹、田原俊彦と松田聖子等々、幾つものコンビが通り過ぎていった。けれど、高原ミキを演じる吉沢京子と、それを「ミキッペ!」と呼んでいた桜木健一ほど、私をソワソワさせたコンビはいないのだ。

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