宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ) -52ページ目

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

$昭和を話そう、BOSSのブログ。-キョロちゃん
昭和のフード&おまけ第3弾は、森永チョコボールである。もともとは、1965年の森永提供アニメ「宇宙少年ソラン」で発売されたのが、チョコボールだった。♪ソラン ソラン ソラン 遙かな宇宙から・・♪という名作アニメの主題歌も懐かしいけれど、やっぱりチョコボールと言えば、あの頃の子供なら誰もが憧れた「おもちゃのカンヅメ」だ。もう欲しくて欲しくて、金のエンゼルのついたくちばしを狙った。しかし、当たらないから銀のくちばしの方を狙う。金なら1枚、銀なら5枚でもらえたけれど、私の場合、銀のくちばしが過去にもう5回は当たっているにもかかわらず、おもちゃのカンヅメを手にしていない。理由は、5枚を集めるまでにどこかに紛失してしまうからだ・・。全く、トホホである。もう一つ、チョコボールには「キョロちゃん」という強いキャラクターがいる。カンヅメはもらえないから、写真のぬいぐるみ的な景品キョロちゃんを手に入れた。小さいキョロちゃんはスタンプになっている。今もおいしいチョコボール、調べたところ「おもちゃのカンヅメ」もどうやら健在らしい。大人買いして当てようか、数十年越しのカンヅメを。それはちょっと、大人げないような気もするなぁ・・。

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$昭和を話そう、BOSSのブログ。-ケロッグのおまけ
昭和の子供たちが憧れたフードと言えば、コレ。「コーンフレーク」という横文字の朝食が、実にまぶしかった。どう見てもお菓子にしか見えないフードを、栄養たっぷりの朝食だと母親に説明して、なんとかその一箱にたどり着いた時の喜びは、なかなか言葉では表現できない。しかも、コンフレークには当時必ずおまけが付いていたのである。写真のおまけは、1969年の「海のブンチャカオーケストラ」シリーズだ。ベースを弾くカニや太鼓を叩くカメ、ハープを奏でるタコなど・・その全部を集めたくて、夢中でコーンフレークを食べていた。70年頃は、学校教育でも牛乳を飲むことを推奨していたから、コーンフレークはどこか優等生的な匂いがあって、親も買ってくれたのだろう。ケロッグのおまけは、70年には工具のカタチをした鳥「トントン鳥シリーズ」が登場、その人気はピークを迎えた。おまけ集めが朝食だけでは追っつかず、もはやおやつにもケロッグ。「シュガーポン」や「フルーツポン」は牛乳なしでも食べられたけれど、それでも飽きた・・。今や、牛乳を飲むことが優等生でもなんでもないけれど、牛乳を見るとケロッグのおまけを思い出す。シリアルなんて呼ばずに、昭和の私たちはいつもコーンフレークと呼ぶのだ。

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$昭和を話そう、BOSSのブログ。-子豚
新しい季節になったので、しばらくは昭和のフードやお菓子、おまけの話をしよう。写真は今も健在、ご存知エースコックのワンタンメン。エースコックと言えば、日清食品と並ぶ大阪が誇るインスタントラーメンのトップメーカーだ。ワンタンメンの誕生は1963年だけれど、隣りに写っている子豚ちゃんは創業時の59年生まれ。つまり子豚ちゃんの方がちょっと早くて、今年で53歳になるらしい。♪ブタ ブタ 子豚 おなかがすいた ブー♪ というCMソングで、一世を風靡したことを憶えている人も多いだろう。まだカップ麺のなかった子供時代、半ドンの土曜日の昼は必ずインスタントラーメンを作ってもらっては、むさぼるように食べていた。チキンラーメンが一等賞だったけれど、このワンタンメンもなかなかの味で、私の好きなメニューのひとつではあったのだ。写真の子豚は、当時のプレミアム(景品)で貯金箱になっている。このおまけの子豚を見るたび、カップ麺ではなく、私は袋麺を食べたくなる。♪ブタ ブタ 子豚 コイツに決めた ブー ! ♪という、2番の歌詞を口づさみながら・・・。


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