オシャレでおいしくて、おまけ付。ケロッグの朝。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

$昭和を話そう、BOSSのブログ。-ケロッグのおまけ
昭和の子供たちが憧れたフードと言えば、コレ。「コーンフレーク」という横文字の朝食が、実にまぶしかった。どう見てもお菓子にしか見えないフードを、栄養たっぷりの朝食だと母親に説明して、なんとかその一箱にたどり着いた時の喜びは、なかなか言葉では表現できない。しかも、コンフレークには当時必ずおまけが付いていたのである。写真のおまけは、1969年の「海のブンチャカオーケストラ」シリーズだ。ベースを弾くカニや太鼓を叩くカメ、ハープを奏でるタコなど・・その全部を集めたくて、夢中でコーンフレークを食べていた。70年頃は、学校教育でも牛乳を飲むことを推奨していたから、コーンフレークはどこか優等生的な匂いがあって、親も買ってくれたのだろう。ケロッグのおまけは、70年には工具のカタチをした鳥「トントン鳥シリーズ」が登場、その人気はピークを迎えた。おまけ集めが朝食だけでは追っつかず、もはやおやつにもケロッグ。「シュガーポン」や「フルーツポン」は牛乳なしでも食べられたけれど、それでも飽きた・・。今や、牛乳を飲むことが優等生でもなんでもないけれど、牛乳を見るとケロッグのおまけを思い出す。シリアルなんて呼ばずに、昭和の私たちはいつもコーンフレークと呼ぶのだ。

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