「青春時代」が夢なんて、あとからほのぼの思うもの。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

青春時代

ヒットしている時は、なんとなく聴いていたけれど、後になってジワジワと心に響いてくる曲がある。写真のレコジャケ、森田公一とトップギャランの「青春時代」もその一曲と言えるだろう。この曲がヒットした1976年〜77年は、フォークソングが低迷し、ユーミンを筆頭にニューミュージックと呼ばれた曲が台頭してきた頃。若くて、新しい音楽が芽吹き始めたのに、なんで今さらこんなオッサングループが ??? なんて、思った若者も少なくなかったはずだ。♪青春時代が夢なんて、あとからほのぼの思うもの・・♪という歌詞も、なんだかやっぱりオッサンくさくて、しっくりはこなかった。だけど、あれから40年が過ぎて、青春をほのぼの思う自分がいるのに気がついた。♪青春時代の真ん中は、道に迷っているばかり♪ はい、その通り。いつからいつまでを青春と呼ぶのかはわからないけれど、ただ夢中で走り続けている時を " 青春 "と呼ぶような気がする。そして、夢中で走ってきたそんな自分を、褒められるようになったら、きっと青春を卒業したに違いない。ちなみに、森田公一 の作曲&歌で有名なCMソングがある。日本香堂のお線香のCMで歌われる「青雲のうた」だ。青い春を卒業したら、次は青い雲。歳を重ねても、人生は青が深くなっていくのである。

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