音楽も演技も服もやんちゃも、全部ショーケンが師匠だ。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

神様お願い

先日「ダウンタウンなう」という番組の「本音でハシゴ酒」のコーナーに、ショーケンが登場した。あのダウンタウンが本気で緊張していたくらいだから、その迫力はいまだ健在。勿論、それにはレッキとした理由がある。たぶん、現在52~62歳くらい(10年)の年代にとって、ショーケンは特別な存在だからだ。私を含めて、テンプターズ時代からのファンも多いだろう。また1971年に結成した幻のバンド「PYG(ピッグ)」を追いかけた人もいた。その後俳優に転向、「太陽にほえろ」伝説の第1回はショーケン扮する「マカロニ刑事登場」で始まる。そして、74年放送の「傷だらけの天使」、75年の「前略おふくろ様」。その全てに影響を受けたのがこの世代と言っても、言い過ぎではない。ちなみに私が特に好きだったのは、72年の映画「約束」と82年のドラマ「ガラスの知恵の輪」だった。アイドルから始まり、音楽、ファッション、映画に演出、キャスティングという世界に至るまで、それらの魅力を全部教えてくれたショーケンは、時々あらぬ方向へも行くけれど、やっぱり私たちの前に現れると輝いている。写真のレコジャケは、1968年テンプターズ2曲目のシングル「神様お願い!」。私たちが若者だった頃、まさにショーケンは「神様」だった。ただ、神様お願いだ! もうやんちゃだけはやめてくれ。

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