さんぜんと、胸に思い出が輝くバレンタインデー。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

コインチョコ

昨日はバレンタインデー。もらった義理チョコで写真のような五輪マークを作っていたら、本当に男子フィギュアスケートで金メダルが誕生してしまった。人間の想像力とは、凄いもんだ。みごと五輪マークになったのは、コインチョコ。その上に、No.1の文字を飾っているのが、フィンガーチョコ。どちらも、おなじみの昭和チョコの代表選手である。まだまだチョコが高価なお菓子だった60年代には、メーカーも工夫を凝らしてチョコを子供たちの手の届くものにしたのだろう。他にも、フルタのセコイヤチョコやトーサンのライスチョコ、チョコをアメでくるんだサクマのチャオや味覚糖チョコハイディに、ミルクヌガーのご存知チロルチョコなど、安くて親しみやすいチョコがあの頃の駄菓子屋にはあふれていた。当時はチョコの原料が高かったので、ウエハースやアメに混ぜたのだろうけれど、かえってそれが楽しかったのかもしれない。もうすっかり消えてしまったと思っていたコインチョコも、義理チョコで復活。嬉しいような、懐かしいような。私の心にも、思い出という名のメダルが輝いた一日だった。

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