空が青けりや気分はリゾート
空が青いだけでリゾート地にきた気分になれる。空を見上げるだけでいいので、そこが人でごった返した空気のうす汚いビル街だろうが、晴れてさえいれば問題ない。気分はもう南国ハイテンションバージョンなので、気がつけば服を脱ぎ捨てモデル歩きで街を闊歩。
空が青い=南国のリゾート地っていう安易な考え方なんだけど、旅行疲れはしないしお金もかからないので主婦には大人気。南国に生えていそうな植物が近くにあると、そこはもう赤道直下。リゾート地気分は飛躍的に増す。西洋風の建物が近くにあるなら、そこもう地中海。セレブ度は青天井。でも、周りが日本人ばっかりでそんな風に思い込むことができないよ~という人は、そこがハワイだということにしてほしい。日本人が多いと噂にきくハワイ。そう考えると、そこはもうワイキキ、真夏の太陽に照らされるむさ苦しいおっさんのハゲ頭がダイアモンドヘッドに見えてくる。
「がんばれ!」の守備範囲は広い。だが、コントロールが悪い
「がんばれ!」の守備範囲は広い。病気の人に声をかけたとしよう。「今は痛いだろうし、つらいだろうけど、必ず良くなるから。君が病気を克服することを僕は心から願ってるんだ。」が「がんばれ!」の一言でカヴァーできる。マラソン選手に声をかけたとしよう。「やっときた。うわっ、早ぇ。何でこの人こんなに早く、しかも長い距離走れるんだ。名前とか知らないけど。とにかく声かけとこ。」も「がんばれ!」はきっちりキャッチする。まさに名プレイヤー。
しかし、この守備範囲の広さが好きじゃない人もいるもんで。「がんばれ!」に頼りすぎて他の言葉のプレーがおろそかになることもある。また、広い守備範囲が当たり前だと思われているせいか人気がない。あまりにシンプルに何でもこなすせいだろう。だから、「がんばれ!」と言われても、心のど真ん中にズバッと突き刺さってくることは少ない。







