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木青





この状態は、「青い木」ではなく、「木に青」と言ったほうがいいだろう。たまたま最近は、いろんなものに勝手に名前をつけようキャンペーン実施中なので、この木にも名前をつけなくてはいけない。これは、義務であり必要であり強制だ。「木に青」な状態だから漢字で「木青」。偶然にも「木青」という漢字は存じ上げないので、読み方がわからない。「つばき(椿)に見えるよね」とか「地上のさば(鯖)」って読んでもいい。
公に密かに募集をかけたところ、
木→黄と考えて「黄に青」で「みどり」、と読むのがよいという意見が多数を占めたとのことなので、「木青」とかいて「みどり」と読んでもよいことにした。これはただの許可なので、そう読んでも読まなくてもよい。


人間で言えばだけじゃなく




人間でいえばだけじゃなく。犬でいえば。洗濯機でいえば。血液型でいえば。東京ドームでいえば。1日に換算していえば。宇宙の誕生からいえば。

このタマネギはどうなんだ。


かわいい猫




情報屋 テレ・ヴィ・ジョンによれば、「かわいい」という言葉は外国においても少しばかり知られているらしい。昨今、たいしてかわいくもないものにかわいいという言葉が使われたりして、「かわいい」の捉え方じたいが広がっているけど、そういったことを否定する側にまわるとしんどいだけなので、どうせなら過剰に便乗しておきたい。

怖い目しやがってちょっとビックリするじゃないか、でも、そういった姿がかえってかっこいいぜ=かわいい としてみる。そんなこんなで、かわいい猫。

「えっ、何言ってるの?」




僕の発言を嘲るように、彼女が言った。その頬には、いつものごとくえくぼができている。愛らしい。その光景をいつまでも黙って見続けていたかったが、それが僕がさっき言ったことに対して、共感の気持ちからできたものではないことはわかっていたので、いつもなら愛おしくうつるその凹凸が、しだいに霞んでいった。もともと、理解してもらおうと言ったわけではない、僕はただ、体の中心部分からずぃーんずぃーんと音をたててこみ上げてる感情を、どうにかして言葉で表したかっただけだ。だから、この欲求に近い衝動をうまく抑えることができず、彼女が今どんな顔をして僕を見ているのか確認しないまま、同じ言葉を再び呟いていた。


「横断歩道って、シマウマみたいだね。」

我思う「子もまた人なり。子もまた生徒である。」




私は思うのだ「先生も人である。先生といっても、私と同じ、人生を歩んでいる生徒なのだ。」

           嘘八百撰  第百五十二節 「子」より

子曰く「食して美味いと言うべし!」





先生はおっしゃった「食べたらうまいと言いなさい!」
(どんなものを食べようとも、とりあえずおいしいと表現しておいたほうが無難であるという教え)

             嘘八百撰  第百五十節 「子」より

子曰く「美味い!」




先生はおっしゃった「うまい!」
(ある料理を食べての一言である。正直、お世辞にもおいしいとは言えないものであった。先生は、食べ物を食べた時、とりあえずおいしいと言いなさいと教えてくれたが、この行為が表面上は、うまくおさまっいているようにみえても、ゆくゆくは必要以上に人を傷つけることになるのではないか。そう思った。)

           嘘八百撰 第百五十一節「子」より




苔肉の争い




「苔でこける」。駄洒落ってみた。「こける苔」。もう1度駄洒落ってみた。
苔で駄洒落る苔一門の2大巨頭。その主導権争いは壮絶である。

「こける苔」支持派が、こける苔を大量にバラ撒き、それを注意した「苔でこける」支持派が、苔でこけるつもりもないのに、こける苔でこけてしまうという事件も頻発しているそうだ。その仕返しに、「苔でこける」支持派の若者が、「こける苔」支持派の家にくさったバナナを送りつけるという侮辱的行為をしたことが最近話題となっている。らしい。

貯水タンク式秘密基地式貯水タンク




秘密基地の「秘密」は、場所が秘密にされた基地という意味。何かしら重要な秘密を保持していなければならないわけではない。と思う。しか~し、せっかく秘密基地を作るなら、秘密があるほうがお得感があっていい。この場合、思いっきり貯水タンクに見えるんだけど、実はある組織の秘密基地!ってことにする。そして、この秘密基地に隠された世界を震撼させるほどの秘密は、この基地の中は水で満たされている!という驚愕or無関心の事実。

たかが貯水タンクもされど貯水タンクを装う。



土嚢が教えるSEXYさ




ある日土嚢が教えてくれたんだ。いかなるときもSEXYであるべきだと。