錠っ子
この世には、鍵っ子がたくさんいるけど、その分、錠っ子がいてもいいと思う。
鍵っ子のほとんどが子供なのは、「鍵だけでは何の役にも立たない」、すなわち、「お前たちはまだまだ半人前なんだぞ!」ってことを急がば回れ方式にのっとって、子供たちに知らしめようというある政府の作戦だ。
でも、そのことにいち早く気付いた大人もいた。
そんな大人たちは、一部の子供たちに錠を持たせて、錠っ子とした。
錠っ子のできた理由っていうのは、「鍵だけでは何の役にも立たない。錠だけでも何の役にも立たない。しかし、鍵と錠二つがそろえば、鍵をかけることができる」、すなわち、「君たちは、まだまだ半人前かもしれない。しかし、半人前でも協力することによって、成し遂げられることがある」ってことを、これまた急がば回れ方式にのっとって、子供たちに気付かせようというある非政府組織の作戦だ。
鍵っ子は錠っ子を求め、錠っ子は鍵っ子を求める。
そして両者が出会ったとき、二人だけのかけがえのない宝物を手にし、誰にも汚されることなく共有することができる。そんな経験が子供たちには、大切なんだ。
ある国の回りくどい教育方針だ。
ある人は言った。
鍵っ子は、錠っ子のために。錠っ子は、鍵っ子のために。
水たまりの気持ちになってみる
「天から落ちたる罪深き水が、許しを請うべくたまりになった」、略して、「水たまり」です。
わたしってすごく素敵だと思いませんか?
水がたまって水たまりですよ。水たまりを大きくしたら池になって、さらに大きくしたら湖になっちゃうんです。出世魚っぽいでしょ?出世水ならぬ出世たまりなのに、世間からは縁起物だとは思われてないんです。悲しくなっちゃいます。
わたしほど、素晴らしい「たまり」もないんですよ。
だって、
たとえば、陽がたまってたら、「陽だまり」。なんですけど、なんだか「おだまり!」って怒られてる感じがして嫌ですよね?
醤油がたまってたら、醤油だまりっていきたいとこなんですけど、「たまり醤油」。順序いれかえないといけないなんて、メンドーです。
さらに、ウンチがたまってたら、「肥溜め」。とっても臭いですし、若者がたまってたら、「コンビニ」って言われちゃうんですよ。
最悪なのは、お金。お金がたまってたら「お金持ち」なんですけど、まわりからは守銭奴よばわりされちゃうことも。
ほらっ。わたしって素晴らしい「たまり」ですよね?
水たまりこそ最高なんです。
・・・あぁ~、たまらない~~♪







