ここ2年くらい体調がいまいちな父親。

年も年だから仕方無いが、ちょいちょい検査入院しては服薬して様子見、みたいな感じで、特によくも悪くもなくいるようだ。


今年の母親の誕生日に「お父さんには内緒で」と少しばかりお金を送った。

父親の治療と通院で自分の時間が無さそうだったから、昔から買い物好きの母親のストレス発散の足しにでもなればと。

あと赤札も一緒に送った。


ただ、父親はかなりのリアリスト。

坊主の説教ほどつまらないものはない、なんて事をしれっと言っちゃうから、まあ赤札送ってもあれかなと思ったけど、

ダンナ大好きな父親だから、ダンナが並んで貰ったと知れば、有り難く貰ってくれるだろう。

まあ赤札を渡すか渡さないかは母親に任せた。


母親からお礼の電話があった時に、実は…と父親が癌なことを聞いた。

当初父親は治療はもうやらないと言っていたらしいけど、母親の強い勧めにより投薬とホルモン治療をしているらしい。


まあさ、ずっと何年も色々検査ばっかりやってたらウンザリする気持ちは分かるけど、まだ初期の癌。


家で療養されても看護(介護)する母親の方が参っちゃうし、有難いことにまだ治療方法はあるんだから治療に専念して欲しいと思ったが、大人しく母親の言う事を聞いてると聞き、一安心。


でもこれまでも胃癌になったり、ちょいちょい病気になってもリアルタイムで私には言って来なかったのに、今回は私に報告があったってのは、父親の終活の一貫なんだろう。

人生で一度はベンツに乗るのが夢だったのにそのベンツも手放し、遺書も書いている。


ダンナが、夏休みお父さんの顔見てくれば?と言ってくれたが、色々とこじらせの父親。

私が帰れば余計な勘を働かせるのは目に見えている真顔あせる


何かにつけて

「お金は親に使わないで◯◯くん(←ダンナのこと)の治療のために貯金しろ物申す)って言われるし、まあ一度帰るにしても母親と連携取って日を決めよう。


そんなこの前、ジャブで父親にLINE送ってみたら、修行僧みたいなこと書いてきたからよだれ、まぁこういうこと言ってる間は意外にまだまだ大丈夫かな?

割と生への執着心ある方だからよだれ


赤札のご利益、もう出てるのかもね?


ちなみに母親に送ったお金は、これまでも何かの折に父親が送ってくれたお金を貯金していたものなので、そのことは母親は知らないので、まぁ…なんつーか……偉そうで申し訳なすよだれ🍆


10年に一度の最強護符赤札を手にしたダンナ



その4日後、嫁も赤札を求め川崎大師に参戦!

この頃には 6:00と16:00の回はほぼ確定 との情報もゲト!


しかし家を出たのは8時を過ぎと出だしから殘念な感じ…あせる

8:30 川崎大師に到着。


やはり大行列。

白いテントの先頭からうねうねと長い列ができていた。


さらに列の後方にあたる薬師殿の前の広場には、行列用の誘導柵ができている。
さすがにこんなに並ぶのかね?

一番後ろに並ぶ

並んだすぐ様どんどん人がやってきて、私の後ろにもあっというまに列ができた。

ボランティアのお世話係の人が、四人1列づつ並ぶこと、水分補給とか並ぶ際の声がけをしてくれる。

「トイレに行くときは周りの人に声をかけてから行ってください〜」とアナウンスしてくれたので、ぼっちでも安心だ。

「列に戻るときはまた周りの人に声をかけて戻って〜」ってのは、たぶん横入りを防ぐため。
知り合いがいるから、と後から入ってくるのもNGルール。
横入りした人がいた時は、並んでいた周りの人から
物申す「あなたは何時からここに並んでいた?」
などと詰め寄られ、退散したらしい。

5月とはいえどもこの日も朝から日差しが強い。
ましてや1年で1番紫外線が強い月。
長期戦覚悟に日傘にハンディファンに水筒も持ってきたけど、配布がなかったら無理せず日を改めようとは思っていたが、思っていたより早めの無理宣言。
しかしその後法螺貝が聞こえ「こりゃ配布の演出!」と思ったが……他のイベントの一環だったらしく……その後も列が動く気配はない……

10時過ぎに「長丁場になるので〜」と、改めて水分補給の注意があった。
ダメか…真顔汗と思ったら10時半頃、どこからか
「もうじき動くから準備して〜」と声がけがあり、どよめき簡易椅子を片付けたり日傘を閉じたりと皆、歩きだす準備万端!

………しかし……その後も微動だにしない列

20分も経つと誰もが(9:30の回配布、なかったんやな…)と気づく真顔魂

ハズレ回かよ!なんなん?「配布始まるよ〜」みたいな間抜け声?言ったヤツちょっと来いや真顔
と思いつつもう10時過ぎちゃってるし、ここまできたらワンチャン11時の回!となり、そのまま並ぶことにした

並ぶ場所には日よけの黒い布を貼ってくれてるけど、陽も高く気温も上がり暑いのなんの、黒布まさに焼け石に水。
長時間立ち続ける高齢者やベビーカーに赤ちゃん連れてきてる人もいて、こっちが心配しちゃう。

すると朝から並んでる嫁が日干しになってないかダンナが見に来た←オイッ
ダンナが盗み聞きした情報によると、朝7時から並び続けてる人もいて待ち人数2287名とのこと。
ワォよだれ

すると11時頃、急にどこからともなくハッピを着た人がワラワラと現れた。

はっ真顔びっくりマーク
これがハッピが動けば配布確定ってやつか?!

すると本堂に入る時に靴を入れるビニール袋を配られ(…きた、やっときた…)と思うも。さっきのことがあるので騙されないように騒がずムズムズしてると

「列が動きまーす」
確定やー真顔飛び出すハート

すかさず踊る心を見透かされ、4人一列でゆっくり進んでくださいねー!と指示があり、ゆっくりと歩きだす。

前列にいた家族は親戚に2枚あげようと3人で並んでいたが
「こんなに苦労したんだから自分たちで持ってよう!」
と言ってて笑ってしまった
分かるよ!分かるぞその気持!!

ダンナもワンチャン並んでいたらしく、さっきの広場からはみ出るほどになっていたらしい。
提供:ダンナ

さて要所要所止められたりしながら、なんとか本堂へ!

本堂は暗く、そして止まることは許されないので、さっとお賽銭を渡し、お顔は見えなかったけど御本尊の前を歩きながら「南無遍照金剛〜」と唱え手を合わることができた。
※写真撮影禁止

いつもは外から眺める渡り廊下から、まだ並んでいる庶民を眺めつつ進んだりしたら、やっと御札をいただいた。
12時ちょい前
やっと赤札手に入れた〜乙女のトキメキ

6回中ハズレ回があるのは、並ぶのも修行ってことらしく、お坊さんに聞いても配布の回は教えてくれないそう。
でもホント並んだ分だけ修行した気分になるので、有難みマシマシだ!

供養塔も御本尊と繋がる布を求める人で行列ができていた。

ダンナが来るまで朝食タイム
この富士宮焼きそば好き。

11時過ぎ並んだダンナは、1時間程で私とそれほど大差なく赤札を貰えた。

早くに並び先頭の白いテントに入れた人は、護摩行の参列も目的らしいので、さっともらいたい人は配布時間前に来てもいいかも。
但し、配布があるかどうかはあなた次第物申す

境内と参道で売られまくっている赤札を入れるケース。
仕様は様々で価格も色々。
でも大部分の人は買っていくのでこの売上だけでもこの一ヶ月は儲かりそうだ。

私は前にだるまを買ったお店で購入した。
貴重な経験、ありかたや〜ハート

そしてこれまで既にダンナは2枚目も手にしていたので、この日で4枚コンプリート!!

この最強護符赤札を手にできたのはひとえにダンナのおかげ、ダンナ様々である。

10年間よろしくお願いします〜

5月といえばGWだが、今年のダンナのGWは一味違う。

それは川崎大師で10年に一度配られる最強の護符

赤札」を狙っているからだ。


今年の川崎大師は5/1〜5/31の間「大開帳奉修」と銘打ち、赤札を配るだけではなく御本尊が開帳されたり供養塔が建ったり五重塔が開帳されたり等々ありがたやマンスリーなのだ。

そしてその赤札を手にすべく、川崎大師にはもの凄い数の人が押し寄せ大行列をつくるとな。


ダンナは早くからこの赤札を貰うことを決意。

さらに驚いたのは、自分だけではなく実家と私の実家分の3枚をゲットするという。 

一枚づつしか授与されないので、少なくても3回は並ぶ覚悟。

どうした、ダンナよ 真顔はてなマーク

※言わずもがな私の分は己でやれや、の意 爆笑


ダンナ調べによると

・赤札は1枚づつお坊さんが手刷りする最強の護符

・文字は勿論弘法大師の直筆を版にしたもの(たぶん)

・1日6回の配布チャンス

 (6時、9時半、11時、13時、14時半、16時)

・配布されない回もある

・ハッピが動けば配布確定

とのことらしい。


ハッピに関してはイミフだし最強護符とか、ましてやハズレ回があるとか運ゲーかよ!

お大師様は楽しんでいるのか?



さて、そんな大開帳初日の5月1日。

ダンナは5時起きして早速川崎大師へ。

6時からの配布を目指し到着したが、川崎大師はすでに大行列だったらしい。


「6時からの回は配布があるみたい」とダンナから連絡がきたので、私も6時頃ムギを連れて川崎大師に向かってみた。

意外とギリの方がうっかりもらえたりして〜…ニヤニヤ飛び出すハート

なんてノコノコ行ったら、人、すごーーッ!!


着いたのは6時半頃だと思うけど、すでに初回の行列は締め切られ、次の9時半からの配布に向けて行列ができていた。

朝の6時に並ぶ人なんて30人くらいっしょ?なんて思っていたの甘々だった。


…た、ただ事ではない…真顔汗


私が川崎大師に着いた時は6時からの配布はすでに開始されていたが、ダンナが出てくるまでにそれから20分は待ったと思う。

やっと赤札を手にしたダンナが信徒会館から出てきた。

なんか、とても満足そう。


最強護符「赤札」


聞けば本堂の中に入って、それも御本尊の前を歩いてきたとかいうじゃない?

そんな経験、ダンナだけにさせる訳にはいかぬ!


あたしゃ並ぶよ真顔!!

嫁が決意をした瞬間だ。


ちょっと興奮気味の旦那から話を聞いていたら、新聞記者の方にインタビューされた。

何故赤札を貰いにきたの?って問いに、

この10年の間に自分も病気なり、10年に一度のこの機会に…

みたいなことを答えていた。

あー、色々思っての赤札なんだな…


さて、その3日後

とうとう嫁が動く。

ウニろ、行っきまーす!←


追記

何故みんなそんなに赤札を欲しがるのニコニコはてなマーク

→それはねスター

この赤札をいただけば、無量の功徳を授かるといわれています。
また、罪障消滅して遍く利益が得られるばかりでなく、一旦危急に面した場合にも、あらたかな霊験の不思議があらわれると、古くから伝え信じられています。

とのことらしい。

信じるか信じないかはあなた次第物申す

信じる者は救われる派〜昇天


数ヶ月経ってからブログを書く時は撮りだめた写真が頼りだが、四月の旅行は圧倒的に写真が少ない…

義両親と初めての旅行だというのに…

真顔はてなマーク


多分二人で気ままに旅行するとは違って、ご両親とましてや犬連れ旅行はなにかと手が足りなかったと思われる。

改めて同居している友達まじ尊敬ー。

しかし韓国人と結婚した友人は、舅問題に加えお国問題までもあったのに、彼女の圧倒的会話術で面白おかしく話してくれ続きが気になるほどだった事を思い出し、今更彼女にリスペクトマシマシしたとこで、情弱な旅行記の続きー!




リフトに乗らなかった事で思いもかけずヘタレの称号を得たお義父さんをピックアップし(←オイッ)今宵の宿へ車を走らせる。


ヘタレ…いや、お義父さんは「あれは◯◯山、あの奥は◯◯だな」と山の名前を当て続け、まだ雪の傘を被る群馬の山並みを綺麗だと言い「やっぱり俺たちは海より山だよなー」と、これまで回った数々の旅行の思い出を確認するかのよう乙女のトキメキ


そしてお義母さんは

「あの花は何だっけ?……そうそう◯◯だ!」

と巡る車窓の花々を楽しそうに見ていたチューリップピンク


わたしゃ道端の花の名前が何だっけ?なんて思ったこともなかったよ。

こんな二人が旅行していれば興味は尽きず楽しいはずだ。


私が発した言葉といえば、なぜ上毛というのか?下毛はあるのか?もし私が土地なら上毛のほうが良いな(隠語による理由)とか知性のかけらもないもので、お二人は息子を同情しただろう不安


そんな感じで個々それぞれ楽しんで(ホントか?)やっと宿についた。


犬の泊まれる部屋とそうでない部屋を予約したけど、普通の部屋も割といいお値段だったが、それほどサービスは良くなかった。

(態度が悪いとかではなく、値段の割に)


食事は個室だったが、係の人が居ないのにお櫃があるわけでも無くデキャンタすら無いので、なにかの度にいちいち廊下に出て呼ばなくてはならなかったのは殘念。


料理は(我が家には少なめだったが)美味しかった。




日本酒をみんなで乾杯して、と言っても3人は舐めるほどなので、残りは嫁のもの。
さらにビールも飲んでご満悦の嫁。

この日3度温泉に入ったが、3回とも偶然お義母さんとお風呂で会い、ホントの意味で裸の付き合いも無事完了!

足裏マッサージ器があり、マッサージ大好きな私はすかさずMaxで足裏ブルブルに「気持ちぇえー!」と言ったら、お義母さんも「やる!やる!!」と同じくMaxで挑んだら、足つっちゃって不安風呂上がり悶えさせてsorry真顔あせる

風呂上がりは読書。
何故かってこの宿、マンガのラインナップが半端なー!

読みたかった「推しの子」もある!!
漫画を読み漁るためだけに泊まりに来ても良い。

外にはドッグランもあり、朝はムギと元気にかけっこ犬飛び出すハート
リード無しで走るムギの得意げな顔が面白くて好きだハート

さて、この日、群馬といえばのこんにゃくパークに行く予定だったが、どうもお義父さんの調子がいまいち。
旅行中も熱が出たりしていて、聞けば一ヶ月前に脂肪腫を取っていたらしく、そのための発熱だったらしい。
まだ術後の跡も完治してなかったため、温泉も半身しか入らなかったとか。
リフトに乗らなかったのもヘタレじゃなく体調のせいだったのだろう(真相は闇の中)

そこまで無理をしなくても…と思ったりもしたが、私たちが結婚した頃犬を2匹飼っていた二人。
先住犬がもう目も見えないほど老犬で、その子も虹の橋を渡り、そろそろみんなで旅行に行こうかと思っていた矢先のコロナ禍。
そのコロナも落ち着いた頃にはもう一匹が14歳と高齢犬になっていた。
もともと虐待されていたのを保護したワンコなので、あまり経験したことがなく、老犬になっての初旅行は無理と止めた。

その子も亡くなるとお義母さんよりお義父さんのほうがショックを受け、最近やっと心の穴も埋まりかけてきたとこだったので、大好きな息子と旅行に行くのはさぞ楽しみだったに違いない。
無論中止にしては申し訳ないと気も遣ってくれたろう。

一緒に旅行してみて気付いた事もあるので、今度はお義父さんも全開バリバリで、もっと旅行に行ければな。
お義母さんとツーショットハート

次に向かうのはノルンみなかみフラワーガーデン

すいせん祭りがやってるので行ってみる。

お義母さんがお花好きなのでチューリップ黄


スキー場一面に水仙が咲いていて、リフトに乗ってみても良い。


ムギはまずはサラダバー犬
あまり食べるとうんちが大変なのでほどほどに頼むよ!


ここでリフトに乗るか乗らないか、片道買うか往復買うか?となるが、お義母さんが最近足が痛むので往復を購入。

片道500円、往復だと800円


犬もキャリーバックに入れば乗れるので、ムギも初めてリフトに乗る!


乗る時に係の人が声をかけてくれたら、ムギがキャリーバックにズッポリ潜ったままワンワン吠えまくって、みんなに笑われた。
ビビリ犬ほどよく吠えるを体現犬DASH!

ゴンドラに乗った時よりは楽しそう犬

お義母さんには息子(ダンナ)と一緒に乗ってもらったが、息子大好きなお義母さんは後ろからみても楽しそうだった。

着いた。
なかなか眺めが良い。

見渡す限り水仙
二人は帰りもリフトに乗ったが、私とムギはそのまま歩いて降りた。

しかし突如二人が居なくなったので、ムギが二人を探してまわるのに引っ張られ、坂道で見事に転ぶ飼い主。
周りの方から心配された転びっぷりでハズー滝汗

ムギめーーー!と追われるムギケツ犬あせる

捕まえたーー
うひょー犬あせる

さて、
お義父さんが全く登場しないが、(リフトは)俺はいい、と言うので具合悪いのかと思ったら、
泣き笑い「乗るのが怖いんじゃない?」とのこと。
ありえる。

日も陰り肌寒くなったし他に特段見るものも無いので、宿に向かおう。

ここまできてどうもこの旅行がお義母さん寄りのプランになってる気がするけど、それは息子が立てたプラン故、仕方なす。
男の子はいくつになっても母ちゃんが好きなのだ!
そろそろ50になりますキョロキョロ