Googleスプレッドシートにおいても、同じスプレッドシート内で現在のシートから別のシートのデータを参照できます。

例えば、下図のような表データが「シート21」というシートにあるとしましょう。

 

そして、「シート22」という別シートに下図の単価表があるという場合を考えます。

 

「シート21」の E2セルには
  =VLOOKUP(D2,'シート22'!$A$2:$B$6,2,FALSE)
と入力されています。

このように、現在のシートから別のシートのデータを参照するときは、別のシート名に続いて「!」(半角の感嘆符)そして参照するセルアドレスという形式で指定します。
ただし、参照するシート名にスペースや英数字以外の文字または記号が含まれている場合は、シート名を引用符で囲みます。
例えば、上記の例のように
  'シート22'!A1
英数字だけなら
  Sheet1!A1
という具合です。

それでは、同じスプレッドシート内ではなく、別のスプレッドシート内のシートにあるセル(セル範囲)を参照するときはどうしましょう。

参照先のスプレッドシートを開き、ブラウザの URL表示欄に示されているスプレッドシートの URLをコピーしておきます。
例えば
  https://docs.google.com/spreadsheets/d/1BSmFdjS……6DpA/edit?gid=347951648#gid=347951648
とすると、参照する側のスプレッドシートでは
  =IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1BSmFdjS……6DpA/edit?gid=347951648#gid=347951648","Sheet1!B5:F13")
というように「IMPORTRANGE」関数を使ってデータを取得します。
あるいは、
  =IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1BSmFdjS……6DpA","Sheet1!B5:F13")
のように URLの後半部分を省略してもよいです。

IMPORTRANGE関数の第1引数には参照先のスプレッドシートの URLを二重引用符「" "」で囲み、第2引数には参照先のスプレッドシートのシート名と感嘆符「!」、セル範囲を、全体を二重引用符「" "」で囲みます。
もし、シート名にスペースや英数字以外の文字または記号が含まれている場合は、シート名を引用符で囲みます。
例えば、
  =IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1zxNUHd……cpo/edit?gid=471529025#gid=471529025","'会員名簿'!A1:A11")
または
  =IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/1zxNUHd……cpo","'会員名簿'!A1:A11")
という具合です。

このとき、参照先のスプレッドシートから現在のスプレッドシートのシートに最初にデータを読み込むときに、アクセスを許可するよう求めるメッセージが表示されます。
問題なければ「アクセスを許可」をクリックします。

IMPORTRANGE関数についての詳細は、Googleのサポートページ「IMPORTRANGE」をご参照ください。