Word、Excel、PowerPointなど Officeアプリを開こうとして「見つかりません」と言われたことってありませんか?
その文書ファイルのアイコンが見えているのであれば、それを開いて閲覧・編集などできると思います。
でも、最初に Officeアプリを起動してホーム画面に表示される履歴「最近使ったアイテム」から文書ファイルを起動しようとして「見つかりません」問題がおきることがあります。(下図)
この「最近使ったアイテム」のリストから文書ファイルをクリックして下図のようなメッセージが表示される場合です。(下図)
次のような場合にこうした問題が起きます:
- 一時的にデスクトップなどに保存し、その後に移動または削除した
- USBメモリに文書ファイルを作成し、そのUSBメモリを挿入していない
1番めのケース:
- Wordなどの Office文書をデスクトップ上で作成し保存した
- その文書ファイルを、所定の場所に移動した
この場合、「最近使ったアイテム」に表示される文書ファイルの場所は「デスクトップ」になります。
その文書ファイルは移動されているので「見つかりません」となります。
この場合は、ファイル名(の一部)や文書中のテキストが思い出せれば、タスクバーの検索ボックスにそれを入力して検索してみてください。
1番めのケース(2):
- デスクトップ上に作成したOffice文書を削除した(ゴミ箱に移動した)
これも上記のケース同様、「見つかりません」となります。
この場合は、タスクバーの検索ボックスにファイル名や文書中のテキストを入力しても、ゴミ箱の中まで検索してくれませんので探せないでしょう。
特に、[Shift]-[Delete]キーを押して完全に消去した場合は、ゴミ箱にも残っていません。
2番めのケース:
- Office文書を USBメモリ上で作成し保存した
- その後、USBメモリを取り外し、改めて USBメモリを挿入し忘れた
この場合、「最近使ったアイテム」に表示される文書ファイルの場所は、USBメモリを挿入した USBポートに対応付けた場所になります。
その場所に USBメモリが挿入されていなければ「見つかりません」となります。
もう 1つ厄介なことに、多くの PCには複数の USBポートが備わって、USBメモリを挿した USBポートや順番により、そのドライブ名(「E:」「F:」など)が割り振られます。
そのため、同じ USBメモリを同じ USBポートに挿したとしても、割り当てられたドライブ名が変わることもあります。
この場合も「見つかりません」となります。
Officeアプリのホーム画面の「最近使ったアイテム」から文書ファイルを探したり起動することは、とても便利で重宝します。
でも、その表示されるファイルパスは文書ファイルを保存したときのものなので、そのパスから移動・削除すると「見つかりません」となりますのでご注意ください。