「Word カラーパレット「ハイコントラスト」」記事でご紹介しましたように、Wordなど Officeアプリで文字や図形に対してカラーパレットを開くと「ハイコントラストのみ」と表記されるスイッチが現れます。
これは「アクセシビリティ」の観点から配慮された機能で、テキストのコントラストが低いと、弱視の方やシニアにとっては読みにくいことがあるので、コントラストの高い組み合わせで色を選べるようにしたものです。
Officeアプリに限らず、Windowsにも画面をハイコントラストに設定する方法が提供されています。
[スタート]-[設定]-[アクセシビリティ]-[コントラストテーマ]をクリックします。
すると、下図の「コントラストテーマ」選択画面が現れます。
その下部に「なし」と表記されているプルダウンメニューがあります。
「なし」というのは、上部に表示される 4つのコントラストテーマを選択していない、つまり、コントラストテーマをオフにしているということを意味しています。
「なし」のプルダウンメニューを開くと、下図のように
- なし
- 夕暮れ
- 夜空
- 水生
- 砂漠
試しに、「夕暮れ」を選択し「適用する」ボタンを押すと、下図のデスクトップ画面となりました。
また、「砂漠」を選択し「適用する」ボタンを押すと、下図のようになります。
「なし」とし「適用する」ボタンを押すと、コントラストテーマがオフとなり見慣れた画面に戻ります。(下図)
これらのコントラストテーマはカスタマイズできます。
いずれかのコントラストテーマを選択し「編集」ボタンをクリックすると、「テーマの編集画面」に替わります。(下図)
右端に並ぶそれぞれのボタンをクリックすると、その色を個々に設定でき、最終的に右下の「名前を付けて保存」ボタンを押し、新たなテーマ名を付けて「保存して適用」ボタンを押します。
なお、最初の図の下部に記載されているように、キーボードの左側の [Shift]キーと左側の [Alt]キーを押しながら [PrtSc]キーを押すことでもハイコントラストのオン/オフを切り替えることができます。
このショートカットキーを押すと、下図のダイアログが現れますので「はい」をクリックすればハイコントラストが有効になり、上記プルダウンメニューの「なし」のすぐ下「夕暮れ」のコントラストテーマに切り替わります。