小売店のレジ打ち中年フリーターです。
最近、人手不足の他店舗への応援勤務が始まって
我々アルバイト従業員の中から希望者を募っていた。
すでに何人かが決まっているという。
わたしもやってみたい!気分転換になりそうだし。
そんな気持ちで興味を持って
上司に条件等を確認しにいったところ
①基本的に短時間勤務(パートタイム)の人
②もともと自店の早番で入っている日に、先方の早番で応援に行く
とのことだった。
対するわたし
①フルタイム勤務
②ほとんどが遅番
ソッコー散った。
上司「やれなくはないけど、まぁあなたが行くのは最終手段だね」
同僚の多くが扶養内の早番固定勤務であり
応援に行ける条件に当てはまる。
彼女たちが羨ましい一方で
正直、意外なほどホッとしている自分がいた。
わたしは毎日ADHDの薬、出勤日は+抗不安薬を服用することで
今の職場でなんとか働けている。
服薬のおかげで、これまで散々繰り返していたミスが減ったのと
たとえミスしたとしても
以前に比べれば多少パニック度が軽減したとは思う。
ただ、今でも仕事のやりかた進めかたに関して
細かいものを含めると
ほぼ毎出勤、社員たちから何らかの注意を受ける。
そして、言われるまで自分に問題があることに気づけない。
20人ほどいるアルバイト全員が勤続10年超なんだけど
こんなやばいベテランなんて、わたしだけである。
こういった自覚があるから
他の店舗へ行ったら応援どころか足引っ張んじゃねーのかと
慣れない環境の先方で
ミスしたりなんかで逆に迷惑をかけ、周囲を疲弊させ
自店従業員の評判を落としかねないのではと
そんな不安があった。
ホッとしたのは、どこかでおおやけに
『行けない』って理由が欲しかったのかもしれない。
上司の言う『最終手段』の意味は条件だけでなく
話しかたのニュアンスからも
そして同僚のひとりに、このことを話したら否定しなかったことからも
けっしてわたしの被害妄想ではなくて
やはり能力的な意味で
応援勤務には行かせたくないんじゃないかな。
でも、悔しいとか悲しいとかマイナスの気持ちはいっさい湧かず
これでいいんだとフラットに思えた。
何でもかんでもADHDのせいにしたくない気持ちは普段から強い。
それでもやっぱり、こういった場面でちょっと実感する。
ま、わたしはこれまでと同じく現店舗でがんばるだけだ。