Win11 エクスプローラがタブ形式に」記事、「Win11 エクスプローラのタブ機能(追記)」記事で、最近 Windows 11のエクスプローラに追加された機能などを紹介しましたが、9/26 あるいは 10月の更新でまた少し変更された部分が出てきましたので追記しておきます。

(1) フォルダのフルパス表示

タブのすぐ下にあったコマンドバーとアドレスバーとが上下入れ替わりました。
フォルダのフルパス表示の方法自体は従来から変わらず、フォルダパス部分をクリックするとそのフルパスが選択状態で表示されるので、コピーして利用できます。(下図)

 

(2) エクスプローラ起動時に「PC」が表示されない

従来は、エクスプローラを起動すると「クイックアクセス」に登録されているフォルダと「デバイスとドライブ」項に PCのドライブなどが表示されていましたが、現在は「ホーム」として「クイックアクセス」「お気に入り」「最近使用した項目」が表示されます。
これを、エクスプローラ起動時に「PC」を表示するように変更するには、エクスプローラのコマンドバーにある「…」から [オプション]を選択、開いた「フォルダーオプション」の「全般」タブ最上部にあるプルダウンメニューで「ホーム」を「PC」に変更します。(下図)

 

「OK」ボタンを押したら、エクスプローラを再起動します。
すると、下図のように「PC」が表示されるようになります。


(3) ファイルのショートカットを「お気に入り」に追加

上記したように「ホーム」には「クイックアクセス」「お気に入り」「最近使用した項目」が表示されます。
あるファイルを右クリックし「お気に入りに追加」を選択すると、そのショートカットを「お気に入り」に追加することができます。(下図)

 

よく使うファイルをここに登録しておくことで、素早くアクセスすることができます。
不要になったら「お気に入り」にあるショートカットの上で右クリックし「お気に入りから削除」を選択します。

(4) タブをドラッグして切り離しできる

タブをドラッグして別の場所で放すと、そのタブを切り離して別のエクスプローラ画面として表示されます。
また、切り離されているエクスプローラのタブを、もう 1つのエクスプローラにドラッグすると、合体してマルチタブ表示になります。

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ところで、更新されたエクスプローラに少々問題が起きています。
従来は、フォルダ内のファイルを編集などすると自動的に更新され、ファイル名による並びや更新日時による並びにすぐに反映していましたが、更新されないことが出てきました。
正確には、これまでも自動的に更新されないことはありましたが、私の環境ではほとんど更新されないようになりました。

これを最新の情報に更新するには、アドレスバーにある時計回りの矢印アイコンをクリックするか [F5]キーを押せばよろしいです。(下図)

 

もちろん、新たにフォルダを開いたときは、最新の情報に更新されて表示されます。

これが不具合で今後修正されるのか不明ですが、改善されることを期待して待ちましょう。