過去に「Google Chromeでパスワード管理(1)」記事などでご紹介した Google Chromeの「パスワードマネージャー」は、Chromeを使ってサイトやアプリにログインするときのパスワードを保存管理してくれる機能です。
現在でも、右上の「…」から [設定]-[自動入力とパスワード]-[パスワードマネージャー]と開くことで、保存されたパスワードなどを確認することができます。
最近、このパスワードマネージャーに専用のホームページが設けられました。
こちらからアクセスすると、下図のような画面が開きます。
この画面を下方にスクロールしていくと
- パスワードをもっと手軽に
- パスワードを強力に
- セキュリティをアップグレードする
- パスワードを簡単にインポート
- いつでも、どこからでも
- Google パスワードマネージャーの詳細
‥‥といった項目が並び、それぞれの詳細ページにジャンプできるようになっています。
この画面の右上にある「パスワードを管理する」をクリックすると、上記もした従来からの [パスワードマネージャー]画面が開きます。
さて、開いた [パスワードマネージャー]画面ですが、従来と大きく変わったところはないように見えますが、「保存したパスワード」一覧の各行の右端が「…」ではなく「▶」になっています。
従来は「パスワードのコピー」「詳細」「削除」が選択できましたが、「▶」をクリックし PINコードを入力すると「メモ」も入力できるようになりました。(下図)
同じサイトに複数のパスワードが保存されていても、このメモを見ればアカウントの違いやパスワードの用途を識別しやすくすることができます。
さらに、「保存したパスワード」項の右端に「追加」ボタンがあり、これをクリックすると、「パスワードの追加」ダイアログが現れます。(下図)
つまり、新しいパスワードを手動で追加することができるわけです。
さらに右側にある「…」をクリックすると、「パスワードをインポート」「パスワードをエクスポート」というメニューが現れます。
他のパスワードマネージャー、例えば Microsoft Edgeのパスワードマネージャーを使ってきたが、それを Chromeでも使いたいときには「パスワードをインポート」をクリックし、CSV形式でインポートします。
逆に Chromeのパスワードマネージャーに保存されたパスワードなどを他のパスワードマネージャーでも使いたい、または単に CSV形式で保存しておきたいときは「パスワードをエクスポート」をクリックします。
また、従来「安全確認」としてパスワードなどの安全性についてチェックしてくれる機能は「パスワードを確認」項から確認することが出来ます。
ここをクリックすると「不正使用されたパスワード」「脆弱なパスワード」といった項目についてチェックすることができます。
特に「不正使用されたパスワード」として検出されたパスワードは今すぐパスワードの変更を行ってください。
「脆弱なパスワード」は、その多くが文字数の少ないパスワードであったり、使い回ししているパスワードであったり、容易に類推されそうな数字や単語を使っているような場合に表示されます。
これも早いうちにパスワードを更新することをお薦めします。
今や 8文字程度では短いとされ、12文字以上としたほうが良いでしょう。
なお、Google Chromeのヘルプページ「パスワードを管理する」もご参照ください。
パソコン版以外にも Android、iPhoneとiPadの Chromeアプリでの管理方法などが記載されています。
ちなみに、iPhone版 Chromeアプリでの [パスワードマネージャー]画面が下図のようになっています。