Windows 10には動画編集アプリ「ビデオエディター」が標準搭載されています。
スタートメニューから「ビデオエディター」をクリックして起動してもよいし、「フォト」アプリを開いて、そのメニューの「ビデオエディター」をクリックして「新しいビデオプロジェクト」を押しても開けます。
ビデオエディター」記事でご紹介しており、一部にメニューなどに変更があるものの、ほとんどそのまま利用できますので、ご参照ください。

ところで、先日たまたまある方の Win10 PCを拝見しましたら、「フォト」アプリはあるものの「ビデオエディター」アプリがなく、「フォト」アプリにも「ビデオエディター」タブがないものがありました。
調べてみると、Win10 20H2のままだと「フォト」を開いても「ビデオエディター」が開けないことが分かりました。
同様の現象が起きている方は、Windows Updateで最新版に更新してご利用ください。

さて、Windows 11になってスタートメニューに「Clipchamp」というアプリのアイコンがあることに気付きました。
調べてみると、Win11だけでなく Win10でも利用できるアプリで、オンラインサービス版と、それを Microsoft Storeから「プログレッシブ Webアプリ」(PWA)としてインストールするアプリ版とがあります。

それでは、Win11に標準搭載されているアプリ版「Clipchamp」を例にその操作方法の概略を見てみましょう。

[スタート]メニューから [Clipchamp]を初めて起動すると、アクセス許可を求めてきますので「はい」を押します。
少しだけ起動準備が続きますが、それが終わると、「Clipchampを使ってどのような動画を作成したいですか?」との問いが出てきます。   (下図)

 

「個人用」などでもよいですが、とりあえず「今はスキップ」をクリックしてみました。
次に、「Clipchamp」のトップ画面が出て、「MicrosoftアカウントとClipchampのアカウントを接続」が出てきます。(下図)

 

これは、オンラインサービス版の「登録」に相当するものと思われますが、「今すぐ接続」を押すと、プロフィール編集画面が現れます。
要は、Clipchampを利用するためのアカウントとして、Microsoftアカウントをそのまま使用するか、Googleや Facebookなどのアカウントと紐づけするかを設定します。

このアカウント登録がよく分からない場合は、むしろ Webブラウザで「Clipchamp」のホームページから登録してみるのも一考かと思います。

さて、元の画面に戻って「+ 動画を作成」ボタンを押してみます。
その下にテンプレートなども並んでいますが、後でも選択できます。
動画編集画面が現れます。(下図)

 

一番左にメニューボタン、その隣に選択したメニューに応じたアイテム、そして大きな画面が編集・プレビュー画面です。
「ビデオエディター」など他の動画編集アプリをお使いになった方なら、操作で迷うところはないと思います。
「ビデオエディター」には備わっていない「トランジション」(画面切り替え)も備わっており、より作りたい動画がより簡単に作れるようになっています。

 

なお、画面右上にある「エクスポート」をクリックすると、出力する動画の画質が選択できます。(下図)

 

無料版(Basic)のままでも 1080p(HD)画質でエクスポートできるのはありがたいです。

「Clipchamp」のホームページはコチラからアクセスできます。
また、特徴や使い方を紹介しているページ「プロ機能を備えた無料のオンライン動画エディター」「Windows PC 向けの Clipchamp 動画エディター」もあります。

今回は、「Clipchamp」の概要だけお話しましたが、機会があればその特徴についてもご紹介しようと思います。