「フィールドコード」とは、ワードで文書の要素を自動化するためのコードです。
例えば、フッターに表示するページ番号、自動的に更新される日付、ハイパーリンクなどで用いられますが、通常は普通の文字として表示されています。
ところが、いきなりフィールドコードが表示されてビックリすることがあります。
以下の日付表示はフィールドコードで入力したものです。
(背景の色は、分かりやすくするために施したものです。)
このコードを表示するには、[Alt]+[F9]キーを押します。
上図のフィールドコード部分でなくても任意の場所にカーソルを置き、[Alt]+[F9]キーを押すと下図のようにそのフィールドコードを確認できます。
また、これの書式を変更するなら、その部分をマウス右クリックして「フィールドの編集」を選択します。
それでは新規にフィールドコードを作成してみます。
文字カーソルがあるところで [Ctrl]+[F9]キーを押すと網掛けがかかった「{ }」が現れます。
この網掛け部分でマウス右クリックし「フィールドの編集」を選択すると、下図のような「フィールド」ダイアログが現れます。
(下図はフィールド「Time」)を選択したときのものです。
上記の日付の場合、「フィールド」ダイアログの「フィールドプロパティ」「日付の書式」欄に、Excelの表示形式(ユーザー定義)で使った書式を入力すればよろしいです。
たくさんのフィールドが用意されていますので、多方面で使えると思います。
以下に、関連するショートカットキーを示します:
F9 | 選択したフィールドを更新する |
Shift + F9 | 選択したフィールド コードの表示/非表示を切り替える |
Alt + F9 | すべてのフィールド コードの表示/非表示を切り替える |
Ctrl + F9 | 空白のフィールドを挿入する |
Ctrl + Shift + F9 | フィールドのリンクを解除する |
Alt + Shift + F9 | フィールドの実行結果を表示しているときに、GOTOBUTTON フィールドまたは MACROBUTTON フィールドを実行する |
F11 | 次のフィールドへ移動する |
Shift + F11 | 前のフィールドへ移動する |
Ctrl + F11 | フィールドをロックする |
Ctrl + Shift + F11 | フィールドのロックを解除する |
Alt + Shift + D | DATE フィールドを挿入する |
Alt + Ctrl + L | LISTNUM フィールドを挿入する |
Alt + Shift + P | PAGE フィールドを挿入する |
Alt + Shift + T | TIME フィールドを挿入する |
Ctrl + Shift + F7 | Word のリンク元ファイルのリンクされた情報を更新する |
なお、[ファイル]-[オプション]-[詳細設定]で「構成内容の表示」項にある「値の代わりにフィールドコードを表示する」にチェックを入れると、常にフィールドコードが表示されるようになります。