今回は、Googleスプレッドシートにデータを入力するときのトピックをまとめてお送りします。
あるセルに数値「1234」と入力し [Enter]すると右詰めで入力され、その下のセルに移動します。
代わりに [Tab]を押せば右側のセルに移動し、[Shift]+[Enter]で上のセルに移動します。
[Alt]+[Enter]でセル内改行できます。
ここまでは Excelと同じですが、先回の「Googleスプレッドシート 表を作る」でも書きましたように、[Ctrl]+[Enter]としてもセル内改行します。
あるセル範囲に連続して入力するなら、そのセル範囲を選択しておいて、数値や文字列を入力し [Enter]または [Tab]という操作を続けていくと効率よく入力できます。
特に、多くの数値を入力する作業では、10キーボードを使うと便利です。
入力したセルの内容を修正するには、Excelと同様に、セルをダブルクリック、または [F2]キーを押すとセル内にカーソルが入るので、適宜修正できます。
また、数式バーに表示される部分をクリックして直接カーソルを入れて修正することもできます。
次に、コピーや移動について見てみます。
元のセルを選択し、メニュー [編集]-[コピー]または [切り取り]をクリックし、別のセルを選択し [編集]-[貼り付け]をします。
ショートカットキー [Ctrl]+[C]、[Ctrl]+[X]、[Ctrl]+[V]などもそのまま使えますし、マウス右クリックでのコンテキストメニューも便利に使えますので、慣れてきたらショートカットキーや右クリックをお使いください。
この[貼り付け]のとき、いくつかモードが選べるのは Excelと同じなのですが、その表現がアイコンではなく文字列で表わされているので少々慣れが必要です。
下図のように、メニュー[編集]を開き 「特殊貼り付け」からいくつかの[貼り付け]モードが選べます。
もちろん、これはマウス右クリックでの操作でも同じです。
さて、最後に「オートフィル」について少し見てみます。
これも Excelと同じようにセルの右下にマウスポインタを重ね「+」になったら行方向または列方向にドラッグします。
Excelと違うのは、オートフィル後に「フィルオプション」が出ません。
そのため、例えば「1」と入れたセルから“連続データ”を作りたいときは [Ctrl]キーを押しながらドラッグします。
Excelにある「ユーザー設定リスト」はありませんので、今年の干支「丑」を入れてオートフィルしてもコピーされるだけです。
また、算用数字を含んだ文字列、例えば「1月」を入力したセルをオートフィルすれば「1月」「2月」「3月」‥‥と連続データが出来ます。
でも、全角で「1月」と入れたセルについては「2月」「3月」‥‥以降は数字のみ半角になります。
セルの値だけでなく書式もコピーされます。
書式はコピーしたくなければ、オートフィル後に [表示形式]-[書式をクリア]します。
ショートカットキー [Ctrl]+[╲](バックスラッシュ)のほうが早く操作できるかもしれません。