使うことが少ないかもしれませんが、Excelブックの中の特定のシートを隠しておきたい場合があります。
例えば「VLOOKUP」関数で検索セル範囲を含むシートは“台帳”として重要なデータです。
このシートを容易に閲覧・編集してほしくないときに「非表示」にしておくといった使い方です。

下図のように、「住所録」というシートを非表示にしてみましょう。

 

そのシートタブの上でマウス右クリックし、メニューから「非表示」をクリックします。
「住所録」シートは見えなくなり、シートタブの一番左端にある「◀」と「▶」の間で右クリックしても「住所録」シートは表示されなくなります。

非表示となっているだけで、そのシートにあるセルまたはセル範囲を参照することはできますので、上記「VLOOKUP」関数で参照することなど問題なくできます。

「非表示」にしたシートを再び表示するには、いずれかのシートタブの上でマウス右クリックし、メニューから「再表示」をクリックします。(下図)

 

「再表示」ダイアログが現れ、再表示するシートを選択することが出来ます。(下図)

 

この例では「住所録」シートだけなので、1つだけ選択されていますが、複数のシートを「非表示」にしていたときも [Shift]キーや [Ctrl]キーを併用して複数を選択することができます。
選択したら「OK」をクリックして「再表示」します。

おまけ。
あまり使うこともないと思いますが、すべてのシート見出しを非表示にする方法も書いておきます。
[ファイル]-[オプション]-[詳細設定]で「次のブックで作業するときの表示設定」欄にある「シート見出しを表示する」項目のチェックをオフにして「OK」をクリックします。

 

こちらは特定のシートを非表示にするのではなく、シート見出し(シートタブ)を非表示にするものです。

再表示するには、上記オプション設定を開いて「シート見出しを表示する」項目にチェックを入れて「OK」します。