先の「Excel Webサイトの表を取り込む」の回に、Webサイトで公開されている表データを Excelシート上に取り込む方法をご紹介しました。
ところで、取り込んだ Webサイトの表データが“更新”されたらどうしましょう。
表データの使い方によりますが、取り込んだ時点でのデータをそのまま格納しておきたいということであれば、単に Excelブックを保存すればよいですね。
でも、後日そのブックを開いたときの最新の表データとしたいときは、以下のひと手間を掛けます。
今回も葛飾区のホームページ内の「葛飾区の人口動態統計」というページを例に使わせていただきます。
スペースの都合から今回はその中に「表1 出生数」というデータを取り込んでみます。(下図)
表データの取り込み方法は、「Excel Webサイトの表を取り込む」の回をご参照ください。
取り込んだテーブル内を選択すると、上図の赤枠で示す「更新」アイコンが [テーブルデザイン]タブの中にあります。
あるいは、[データ]タブ [クエリと接続]グループにも「すべて更新」アイコンがあります。(下図)
取り込んだテーブルだけを更新するなら、これらの「更新」アイコンを開いて「更新」をクリックします。
ちなみに、この操作が [Alt]+[F5]がショートカットキーとして割り当てられています。
また、ブック内に他にもテーブルが取り込んであって、それらもすべてデータ更新するなら、上記「更新」アイコンを開いて「すべて更新」をクリックします。
こちらの操作には [Ctrl]+[Alt]+[F5]がショートカットキーとして割り当てられています。
これらは手作業での「更新」作業ですが、ブックを開いたときに自動更新するようにも設定できます。
上図の「更新」アイコンを開いたメニューの一番下にある「接続のプロパティ」をクリックすると、「クエリ プロパティ」画面が現れます。(下図)
「使用」タブの中の「コントロールの更新」欄の「ファイルを開くときにデータを更新する」にチェックを入れ「OK」します。
これで次回にこのブックを開くと、自動的に Webサイトを接続して表データを更新するようになります。
この方法に関して Microsoftのサポートページ「Excelで外部データ接続を更新する」に詳しく説明されているので、必要に応じてご参照ください。