Amazon Photos」の回にご紹介した「Amazon Photos」サービス、より正確には「Amazonプライムフォト」という Amazonプライム会員特典の一つとして提供されるフォトストレージサービスです。
クラウド上に写真を保存できるサービスとしては「Googleフォト」が有名ですが、こちらの「Amazon Photos」も保存容量無制限で写真を保存することもできるサービスです。

上記の記事で「Amazon Photos」ではその概要をお話ししましたが、今回はその使い方をご紹介します。

「Googleフォト」のときもそうでしたが、無制限で写真を保存できるということは、スマホやデジカメで撮った写真を容量を気にせずアップするので、いきおい大量の写真が保存されるようになります。
そうなると、やはり大事な機能になるのは「整理」と「検索」です。
保存してある写真の中から探している写真を素早く簡単に見つけ出せることが重要になります。

それでは「Amazon Photos」を開いてみましょう。
パソコン、スマホ、タブレットで利用できますが、まずは、スマホで開いてみます。
Androidスマホや iPadなどでも同様ですが、下図は iPhoneで操作したときのものです。
「Amazon Photos」アプリをインストールし、アプリを起動すると、Amazonアカウントでサインインする画面となります。
メールアドレスとパスワードを入力してサインインします。

初めてアプリを開いてサインインすると、下図の画面が開きます。

 

これらの設定は後でも変更できますが、ここでは「自動保存」と「モバイルデータ」についてご確認ください。
「自動保存」をオンすると、デバイスの中に保存されている写真ライブラリが自動的に「Amazon Photos」に保存されるようになります。
表現を変えると、iPhoneなどで写真を撮り、標準の「写真」アプリで確認すると、自動的に「Amazon Photos」サーバーにアップされますので、その後は「写真」ライブラリからその写真を削除しても「Amazon Photos」で自由に閲覧できるということです。
通常は“オン”にしたほうが良いでしょう。
「モバイルデータ」は、通常は“オフ”としましょう。
これがオンになっていると、Wi-Fi接続していないときでも「写真」ライブラリに新たな写真が追加されると、その写真をモバイルデータ通信を使って「Amazon Photos」サーバーにアップされ、データ通信料金がかかることがあります。

さて、アプリを開くと、保存済みの写真が一覧表示されます。(下図)

 

ここでは、撮影日順に並べられ、最新の写真が最上位に表示されます。
少し下方にスクロールすると右上にスライドボタンが出てきますので、かなり下方にまでスクロールするときに使うと便利です。

画面左上の虫メガネアイコン「検索」をタップすると検索画面が開き、適当な検索ワードを入力して検索できます。
ただし、どんな語句でも検索できるという訳ではなく、ごく一般的な用語に限られます。
また、画面右上の三本線アイコン「フィルタ」をタップすると、検索しやすいようにフィルタ画面が現れます。(下図)

 

それぞれの項目の右端にあるボタンを押して、該当する写真に絞り込むことができます。
「Amazon Photos」でも顔認識機能がありますので「人物」で探すこともできます。

写真をタップして拡大表示させ、その右上の「…」をタップすると下図のようにメニューが現れます。

 

例えば「写真を編集」をタップすると、その写真がサーバーから一時的にダウンロードされ、編集画面が開きます。(下図)

 

傾き補正やリサイズ、各種のフィルタ加工など必要十分な機能が用意されています。
編集が終わったら「保存」をタップし、編集済みの写真がサーバーにアップロードされます。
このとき“原画”はそのまま残っていますので、改めて編集し直すこともできます。

パソコンでは Webブラウザで「Amazon Photos」サイトにアクセスします。
Amazonアカウントでサインインすれば写真が一覧表示されます。(下図)

 

使い方は、モバイルアプリと同様ですが、「写真を編集」する機能は提供されていません。
そのため、編集加工するには「ダウンロード」して別アプリで編集後、一覧画面上にドラッグ&ドロップして追加します。

「Amazon Photos」に、例えば iPhoneで撮った写真を保存すれば、パソコンでも閲覧できますし、友人と共有することもできます。