写真などのクラウドストレージサービスとしては「Googleフォト」が定番になりましたが、Amazonも「Amazon Photos」というフォトストレージを提供しています。(下図)

 

Googleフォト」が Googleアカウントを登録している方に「高画質」モードであれば容量無制限で無料で提供しているのと同様に、「Amazon Photos」も Amazonプライム会員であれば容量無制限で提供しています。
つまり、RAW画像(無圧縮画像)であってもそのまま保存できます。
プライム会員でなければ 5GBまでのストレージが利用でき、プライム会員になるためには年間プラン4,900円(税込)または月間プラン500円(税込)で会員登録します。

Googleのクラウドサービスと、Amazonのそれは、違う志向のサービス群で、たまたまフォトストレージというところで類似しているだけという感じになります。
フォトストレージのために 4,900円/年 も払うの?とお考えになるかもしれませんが、プライム会員であれば、商品の配送料が無料、登録されるビデオを見放題、音楽も聴き放題、本・漫画が読み放題などなど‥‥多くのサービスが含まれる中のフォトストレージサービスなので、それらのサービスもご利用になるなら十分に元はとれると思います。

Amazonのクラウドストレージサービスは 2016年から提供され、当初から「Amazon Photos」もありました。

パソコンなどの Webブラウザではコチラにアクセスすると「Amazon Photos」ページが開きます。
また、スマホなどには専用アプリ「Amazon Photos」が提供されています。(下図)

 

なお、スマホなどにはショッピングを中心とした「Amazonショッピングアプリ」が提供されており、そこから「≡」-「プライム」と辿って Photosのページを開くことも出来ます。
でも、毎回辿っていくのも面倒なので「Amazon Photos」アプリをインストールしたほうがよろしいかと思います。

いずれにせよ、ページを開くと「サインイン」を改めて求められます。
「サインイン」ボタンを押して(必要ならアカウントの入力をして)サインインします。
Webブラウザでは下図のように開きますので、お持ちの写真をこのフォトストレージにアップしていきます。

 

上図の左側のメニューを見ると「ファミリーフォルダ」「アルバム」「人物」「場所」などが並んでいます。
「ファミリーフォルダ」は家族・友人5人までメンバーを招待して無制限で“共有”できるスペースです。
「アルバム」「人物」「場所」は、Googleフォトでのそれと類似した自動分類で、日付や写っている人の顔や場所などに応じて検索できるようになります。
もちろん、手作業での「アルバム」も作成できます。

どうしても「Googleフォト」との比較になりがちですが、大雑把に言って機能的な違いはありません。
なので、これまで Googleフォトをお使いの方は「Amazon Photos」への移行を躊躇うかもしれません。
Googleフォトなどフォトストレージを使っていない方は、選択肢の一つとして見てもよろしいと思います。
上述の繰り返しになりますが、Amazonショッピングの配送無料のためプライム会員になった方は このPhotosやプライムビデオ、Amazon Musicがさらに利用できるので Amazonに一元化するという方法もアリだと思います。
最後は、ご自身のパソコンやスマホの利用目的で多くを占めるものに合わせて選択してください。
もちろん、二者択一する必要もなく、良いとこ取りして賢く利用するのが一番です。