OneDrive」の回に Microsoftが提供している OneDriveサービスのことに触れました。
つまり、Microsoftアカウントを登録すると無料で 5GBのオンラインストレージが利用できるサービスで、基本的には自分のパソコンに Microsoftアカウントでサインインすると、エクスプローラ上に 1つのフォルダのように「OneDrive」が表示され、あたかもローカルドライブ同様にファイルの格納場所として使えるというものです。
 
非同期型ドライブとして使うことも出来ますが、基本的には“同期型”クラウドストレージとして使いますので、このフォルダ内に保存したファイルはパソコン内とネットワーク上とに同じものがコピーされ格納されることになります。
 
さて、先月あたりからこの OneDrive上に「個人用Vault」というアイコンが出現しました。
パソコンのエクスプローラで見ても、同様に「個人用Vault」というショートカットが出来ています。
この「個人用Vault」とは何でしょう?
 
「vault」は「金庫室」「貴重品保管室」という意味だそうです。
「個人用Vault」は OneDriveに用意された アクセスに2段階認証が必要となる特別なフォルダです。
 
上記の「個人用Vault」ショートカットをダブルクリックするか、タスクバーにあるOneDriveアイコンをクリックし「その他」から「個人用Vaultのロックを解除」をクリックすると、下図のように「パーソナルVault」という「有効化」のための画面が現れます。
 
「次へ」を押し、続く画面で「許可」します。
「ご本人確認のお願い」画面で本人確認のためのメール送信を行います。
 
なお、携帯電話のSMSへの送信を認証用に設定している方は、同様の画面で電話番号を入力します。
 
届いたメールに記載される確認コードを続く画面に入力し「確認」を押します。
 
すると、暫く有効化の手続きがあって、完了すると「個人用Vault」フォルダが開きます。
 
上記は、エクスプローラまたはタスクバーから「個人用Vault」の有効化をした場合ですが、Wevブラウザで OneDriveを開いて有効化することも可能です。
ブラウザで OneDriveを開き、「個人用Vault」をクリックすると上記の「パーソナルVault」画面が出ます。
あとは同様に進めます。
 
今回は「有効化」の手順をご紹介しましたが、次回は使い方と「無効化」についてご紹介します。