京都~おおはら三千院の歌の3番
嵐山大覚寺~の歌で有名な大覚寺。
エリア的には嵯峨野と呼ばれる場所
で、観光の中心から少し離れるか
らか、そんなには混まないと聞い
てました。
さて、少し勿体なく思いつつも、駆け
足気味に建物を渡り、絶景と評判の
大沢池にやっと辿り着いた

曇りの晴れ間に、カメラの設定もおか
しくなってたかもと思う写真が撮れた

桜か何かの若木も育てられてます

大沢池は、嵯峨離宮の苑池として作ら
れた人工の池で、日本三大名月観賞池
の一つとされています。
9月の中秋の名月には、船で月を鑑賞
する「観月の夕べ」というイベントが
あるそうです。
この池は人工池とは思えない程の
規模で、確かにみた瞬間から、舟を浮
かべて歌を詠む平安貴族の宴のための物
だと、誰が見ても情景が浮かんでくる
と思います

周囲約1㎞の日本最古の人工の林泉で、
唐の洞庭湖を模して造られたことから、
庭湖と呼ばれる。
心経宝塔。
昭和42年嵯峨天皇心経写経1150年を記念
して建立。宝塔内には弘法大師像等の宝物
を安置する。
どこから見ても、後ろの山を借景にした絶景

池のほとりには、神社があり樹が
お祀りされています。
歩きながら目に映る風景が美しく、
広いからつい写真を撮ってしまいます
が、やっぱり舟を浮かべてのお月見
のイベント見てみたくなります

でも、こう何もない時だと、広すぎて
日が陰ってきたり、暗いと少し不気味で
私はちょっと怖いかな

年に一回お水を抜いて鯉を売る?
とか噂も聞きました。
この広場も、大茶会等のイベントに使用
されるんでしょうね。
そして、池のほとりを何の為に歩いてた
かというと、もう一つの名所、名古曽の
滝跡を観るためです

ここが滝跡のようです。
滝が名勝とされていた頃、百人一首の歌
にも、詠まれてます。
大納言公任(55番)
滝の音は絶えて久しくなりぬれど
滝の音は絶えて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ
そもそも、この大沢池は滝水を堰き止め
るダム湖として、できたものだそうです。
今昔物語の説明によると、当時の貴族
百済河成の作庭と伝えられてます。
最近では、そのかなり手前の部分からの
湧き水を池に流しています。
駆け足でも一時間弱ほどかかり、やっと
ここまで、来れました

初訪で、こんなに広いとは知らず、
スルーしたけど、他にも、大覚寺の
どの建物だったか忘れましたが、
四国の八十八霊場それぞれの
お砂踏みのイベントも開催中です。
お砂が座布団の中に入っていて、それを
踏みながら各お寺の御本尊の真言を唱え
るというもので、このお砂を踏むことで、
お遍路さんを1回まわったことになる
そうです

色々ありますね

嵯峨天皇は空海と同じく達筆の3名手
とも呼ばれてますし、いつか、写経に
訪れたいと思います


