少し前の過日、時間が空いたので、
まだ空いてるかもしれない嵐山へ
やってきた
桂川をみて適当に散策しようと、特に
計画も立てずやってきて、ふと思い立ち
大覚寺へ
お庭で有名とは聞きつつも来るのは初めて
門をくぐると、まだツツジが咲いてました
ここは嵯峨天皇の旧離宮として建立され
た屋敷を、寺院として改めたもの。
真言宗。
本尊は不動明王を中心とした五大明王。
また、後宇多法皇が院政をここで行った。
玄関の隣の建物で、この奥に見えるのが明智陣屋。
麒麟がくるに登場するのかな?
天皇の離宮だけあり、玄関を入ると
いきなり神輿があります
実は離宮とは知らずにやってきた。
普通のお寺だと思ってたら、とんでも
ないとこに来てしまった
平安時代へのトリップですね
お部屋には入れないけど、狩野山楽筆
の素晴らしい襖絵が次々と現れます
寝殿作りの建物はとにかく広く、長い
回廊は鶯張りで、その横には素晴らしいお庭
迷路のようでゆっくり見ていては、大沢
池に辿り着けなさそうなので、少し足早
に進みつつも、迷う
そこへ、右近の橘? 左近の梅?
お雛さんの世界だ
と思わず足を止めて、御影堂から勅使門
の広場を眺めてみる。
石舞台。
この勅使門は「おなごりの門」とも呼ばれます。
その呼び名の由来は、江戸時代後期、
大覚寺、最後の宮門跡(住職)となられ
た有栖川宮慈性入道親王が尊王攘夷
が叫ばれる混迷の時代に、幕府から
勤皇討幕の疑いをかけられます。
その際に宗派の違う天台宗の徳川家
菩提寺、江戸の輪王寺の住職を兼務
するよう命が下る。
慈性門主は嵯峨御所大覚寺をこよなく
愛していた為、江戸に去る際にこの門を
なごり惜しげに何度も振り返られたとか。
近寄れないけど、遠目に見ても素晴らしい。
優雅な世界が繰り広げられている
勅封心経殿
奈良・法隆寺の国宝・夢殿を模した八角堂。
中には薬師如来様と嵯峨天皇勅封の
「般若心経」が安置されており、御影堂
からの吉祥結びの五色紐が宝物へと繋
がっています
この回廊を稲妻に例えて、村雨の廊下と
呼ぶそうです。
立派過ぎて、とにかく池がまるで見えて
来ない
少しだけ続きます~
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