【プリント編】社名ロゴ入れるなら刺繍とプリントどっちがいいの?
企業や商品のブランディングに最適な社名ロゴマーキング
企業の制服やユニフォームに今やなくてはならないマーキング。制服に会社名を入れることで社員であることを認識しやすくすることはもちろんのこと、ロゴマークやイチオシの商品名などを入れることで企業や商品のブランディングにも力を発揮します。
マーキング方法は大きく分けて3種類
マーキングには様々な手法がありますが、大きく分けると以下の3つに大別できます。
新しい制服にマーキングをしてみたいけど、どれにすれば良いかわからないとご相談を受けることが多いので、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご説明したいと思います。
3.プリント
Tシャツでお馴染みのプリントマーキング。イラストやメッセージなどをプリントしてチームでお揃いを着ている場面をどこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
ブルゾンの背中に入れたバックプリント
プリントは刺繍に比べ低コスト
刺繍のような高級感や風合いは表現できませんが、プリントは刺繍に比べてコストを低く抑えることができます。特に大きな図柄や文字になった場合は針数が膨大になる刺繍よりプリントの方が安くなる場合が多く、小さな胸のマークは刺繍で、大きな背中のロゴはプリントでマーキングするケースが多く見られます。
「少ない色数で枚数が多い」が得意なシルクスクリーンプリント
プリント技術が発達した現在でも衣料分野のマーキングはやはりシルクスクリーンプリントが主流で、1色ごとにシルクスクリーン版を作成して、Tシャツ等にのせた版の上から直接インクを塗布するプリント方法です。
シルクスクリーンプリントのメリット
最も一般的なプリント方法であるシルクスクリーンプリントの最大のメリットは、なんと言っても色あせが起こりにくく、洗濯後の耐久性が高いこと。よって、汚れやすく洗濯を繰り返す工場や現場のユニフォームには最適なプリント方法です。また、他のマーキング方法に比べ大量ロットの場合、プリント料金を低コストで抑えられることも、消耗頻度の高いユニフォームに向いている理由のひとつと言えるでしょう。
シルクスクリーンプリントのデメリット
大量ロットに向いているシルクスクリーンプリントは、当然ながら小ロット(少ない枚数)には向いていません。出来ないことはないのですが、製版代を吸収できないのでかなり割高になってしまうのです。例えば背中プリントの製版代が10,000円だった場合、Tシャツ1枚のプリント代合計が10,000円以上になってしまいます。また、色数が多くなる場合もシルクプリントはあまりおすすめできません。色数が多くなればなるほど必要な版の数も増えるため、コストが大幅にアップしますし、稀に版のズレが生じることもありますので工場によっては技術的なことが理由で断られる場合もあったりします。
シルクスクリーンのデメリットを補う転写プリント
近年の急速な技術の進歩で、シルクスクリーンが苦手とする小ロット、多色刷りに低コストで対応する「転写プリント」が注目を集めています。予め出力データをパソコンで作成し、専用の大型プリンタで出力、図柄に合わせてカットした後に熱転写プレス機によって衣類に熱圧着するプリント方法です。Adobeイラストレーター等で制作したデザイン、をほぼそのまま出力できるのでシルクスクリーンプリントに比べ自由度が高く、基本的に色数の制限はありません。またインクの相性などを気にせず幅広い衣類に対応できることもメリットとされています。
転写プリント専用の熱転写プレス機
転写プリントのデメリット
まとめ
シルクスクリーンプリントと転写プリントについてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。どちらもそれなりにメリット・デメリットがありますのが、図柄や用途、数量等をお知らせいただければ、弊社にて最適なマーキング方法をご提案させていただきますので、ご自分で判断が難しい場合などは遠慮なくお問い合わせ下さい。
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