【直接刺繍編】社名ロゴ入れるなら刺繍とプリントどっちがいいの? | 【NUC認定】企業制服コンサルタントがオススメするワンランク上のユニフォーム

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【直接刺繍編】社名ロゴ入れるなら刺繍とプリントどっちがいいの?

企業や商品のブランディングに最適な社名ロゴマーキング

企業の制服やユニフォームに今やなくてはならないマーキング。制服に会社名を入れることで社員であることを認識しやすくすることはもちろんのこと、ロゴマークやイチオシの商品名などを入れることで企業や商品のブランディングにも力を発揮します。

 

 

マーキング方法は大きく分けて3種類

マーキングには様々な手法がありますが、大きく分けると以下の3つに大別できます。
 
  1. 刺繍

  2. ワッペン

  3. プリント

     

新しい制服にマーキングをしてみたいけど、どれにすれば良いかわからないとご相談を受けることが多いので、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご説明したいと思います。

 

 

1.刺繍

最大のメリットは耐久性が高いこと

まずはお馴染みの刺繍から。左胸に社名刺繍が入った作業着を皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。刺繍のメリットはなんと言っても「丈夫」なこと。糸を直接縫いつけているので擦れや洗濯等に強く、耐久性が高いのが特徴です。最近は技術の発達でプリントを入れる企業も増えましたが、昔から作業着等のマーキングは刺繍が主流でした。

 

プリントにはない高級感を演出可能

刺繍のもうひとつのメリットはプリントにはない「高級感」を演出できること。刺繍糸ならではの風合いが色や形だけではない「表情」を表現してくれるので、無機質にならず親しみやすいという特徴があります。

刺繍ならではの風合いがマッチした袖のワンポイントマーキング

 

 

刺繍のデメリット

そんな魅力的な刺繍ですが、苦手なことやデメリットもあります。
  1. 色数を多くできない
  2. 面積を大きくできない
  3. 伸び縮みする素材が苦手

1.色数を多くできない

刺繍で色数を増やす場合、当たり前ですが色ごとに糸を変える必要があります。現在、刺繍はコンピューターミシンが主流ですので、糸は自動で次の色に切り替わりますが、予め用意しておく色数には制限があります。また一気に縫い上げる1色の刺繍に比べて時間もかかることから、どうしてもコストが上がってしまいます。そのような理由から刺繍の場合1色〜3色までがコストが大幅にアップしない一般的な色数と言えるのではないでしょうか。
 

2.面積を大きくできない

刺繍の料金(コスト)は針数によって変動します。針数とは簡単に言うとミシンの針が上下する回数で、刺繍する面積が大きくなればなるほど針数は増えていきます。例えば背中1面に刺繍するとなると膨大な針数になりますので、かなり高額な料金になります。よって、コストがかかっても良いから刺繍の風合いを優先したいという人以外は、背中に大きくマーキングをしたい場合プリントで対応することがほとんどです。
 
 

3.伸び縮みする素材が苦手

刺繍は伸び縮みしたりする柔らかい素材が苦手です。代表的な素材はポロシャツなどのニット素材。ミシンで糸を縫い付けてマーキングをするため、素材が柔らかかったり伸びたりするとキレイに刺繍ができないためです。ある程度厚手のものであったり、マーキングする内容が単純なものであれば対応可能な場合もありますが、細い文字や複雑な図形等は不可と考えたほうが間違いありません。
 
 
 

まとめ

以上のことを踏まえると、刺繍に向いているマーク等は小さめ(胸や袖は幅10cm以内、1番大きく入れられる背中でも15cm〜20cm四方以内)で、色数は少なめ(2〜3色)、また作業服やブルゾン、ジャケット、ワイシャツ等のある程度のハリがあり伸び縮みのしにくいものということになります。ただ、あまりに厚いものになるとミシンが対応できないこともあるので確認が必要になります。また苦手なニット素材でもある程度の厚みやハリがあれば単純なワンポイント刺繍が可能な場合もありますので、まずは一度可能かどうかをお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

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