みなさんこんにちは。
ユニフォームコンサルタント福島です。
制服やユニフォームを選ぶ際、意外に
軽視されがちなのがサイズ選び。
本来、サイズ選びは着心地や機能性にも
影響を与えるもので非常に大切な要素です。
今日はそんなサイズ選びに関してのお話です。
■混同しやすい「上がり寸」と「スード寸」
カタログでよく目にする上記のようなサイズ表。
ここで注意したいのがこの寸法は
「上がり寸」であるということ。
つまり着用する人の体のサイズではなく
出来上がったその製品の寸法であること。
これを自分の体の寸法(ヌード寸)と考えて
しまうと正確なサイズ選びができなくなってしまいます。
それはどういうことかと言いますと胸囲90cmの私が
それに一番近いものをさがすと胸囲110cmのSサイズ。
しかし、実際に私が着用しているサイズはMサイズ。
既にここでワンサイズ狂ってしまうということなのです。
では、このようなことが起きないようにするには
どうしたらよいのか?
次の項では正確なサイズ選びのための
採寸の基本をご説明します。
■実寸値(ヌード寸)を服寸(製品寸法)に置き換える方法
ケースにより異なりますが、原則として最も体の起伏の
高い部分に合致させることが採寸の基本とされています。
具体的には上半身ならバスト、下半身ならヒップとなります。
そして次に服を着た時に動きを妨げないよう「運動量」を
確保するための「ゆとり量」をプラスします。
以下は主な服の形態別のゆとり量の目安(ユニフォーム基準)
・スモック型・ジャンパー型 バスト:20cm~24cm
・スーツ型・ジャケット型 バスト:10cm~12cm
・スラックス型 ヒップ:3~4cm
この基準で考えると胸囲90cmの私に合うジャンパーは
90cm+20~24cmとなり服寸(製品寸法)は110~114cm。
この数値をふまえて再度、先程のサイズ表から選ぶと・・・
私に合うのは胸囲114cmのMサイズということになり
無事に合うサイズを選ぶことができました。
この「最も体の起伏の高い部分に合致させる原則」は
最も体の起伏の高い部分が入らなければ物理的に
その服を着ることができないという理由で決められています。
例えば、袖や首周りがちょうど良くても胸囲が小さければ
その服を着ることができないし、ウエストがちょうど良い
パンツやスラックスでもヒップが入らなければはけません。
そこで最も起伏の高い部分という定義になっているのです。
といっても胸囲はちょうど良くても腕の長い人、短い人や
胴の長い人、短い人など、人によって体型は異なりますので、
この採寸方法はあくまでもひとつの目安としてお考え下さい。
それでは今日はこのへんで♪
ユニフォームコンサルタント福島でした。
企業様向けにサンプル商品の貸出も行っております。ぜひご利用下さい。