みなさんこんにちは。
ユニフォームコンサルタント福島です。
みなさんはグリーン購入法をご存知ですか?
循環型社会(リサイクル)を目指し
国が率先して再生品を購入し推進するために
平成12年5月に循環型社会形成推進基本法の
個別法の一つとして制定されたのがグリーン購入法。
ちなみに正確には・・・・
「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」
というのだそうです。
まぁ、要するに
「エコなものを作れと言うだけじゃなく
作ったものは国が率先して買うからね。」
という法律。
もう制定されてから10年も立つんですね。
そんなグリーン購入法ですが実は今年の2月の
閣議決定をうけ基準の見直しがあったのを
みなさんはご存知ですか?
というのも昨年のリサイクル紙の偽装事件などで
問題になったあまりに現実離れした基準や時代に
あっていないと思われるリサイクル製品に対する基準を
改めて現実に沿う形で見直したということだそうです。
以下が「環境省発表の主な品目における見直しの概要」
主な品目における基準の見直しの概要
[1]印刷用紙(基準の見直し)
昨年度にコピー用紙に導入した総 合評価指標方式を、印刷用紙にも導入します。
この方式は、引き続き古紙を最優先で利用していく方針は堅持しつつ、古紙、森林
認証材、間伐材、未 利用材等、環境に配慮した原料の使用割合を基本項目とした上
で、さらに環境配慮の指標である白色度(塗工紙の場合は塗工量)を加算項目として
算出し、合計 値が一定以上のポイントに達した製品を特定調達物品等とするものです。
[2]テレビジョン受信機(削除)
現状、ほとんど全ての製品が基 準を満たしているため特定調達品目から削除します。
なお、現在見直しが行われている省エネ法の新基準を反映した上で、来年度対象に
追加する予定 です。
[3]制服・作業服、インテリア・寝装寝具、その他の繊維製品
(新規追加及び基準の見直し)
帽子、旗、のぼり、幕、モップを追加します。
また、ポリエステル繊維を使用した製品について、「再生 PET樹脂の使用割合の
基準を見直し(10%以上から原則として25%以上)」または「リサイクルシステムの確立」
の選択制に変更します。
[4]役務(新規追加及び基準の見直し)
クリーニングを品目とし て追加します。また、印刷の判断の基準を見直します(印刷用紙
の見直しに連動など)。
[5]その他(新規追加及び基準の見直し)
物品では、掛時計を追 加するとともに、一部の文具類について判断の基準を見直します
(再生プラスチック配合率の強化)。
公共工事では、中温化アスファルト混合物等4 品目を追加します。
というわけで基準が緩やかになったものもあれば
時代遅れで削除になったもの、また新たに追加された
品目もあるようですね。
ちなみに作業服、制服は制服に使用される生地の再生PET樹脂の
*再生ペット樹脂=ペットボトルをリサイクルして作られる再生糸でできた生地
使用割合が以前の10%以上から25%以上に引き上げられ
「PET樹脂使用割合を満たす製品」と「リサイクルシステムを確立
している製品(メーカー)」のどちらかを選択できるようになったようです。
ま、「厳しくした分逃げ道を作ってあげました」って感じですかね。
それでは今日はこのへんで♪
ユニフォームコンサルタント福島でした。
企業様向けにサンプル商品の貸出も行っております。ぜひご利用下さい。