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年金やめますか、それとも、人生やめますか


私のこの意見の中で、

「もう高齢者を保護すべき弱者であるとするのはやめよ」

というのに、大賛成だ。


少なくとも、私の周りにいる

高齢者は、弱者ではない。


大阪市立美術館でも、

65歳以上は無料であるが、

このたび、財政が厳しい中、

特別展のみ、お金をもらうという。

特別展以外でも、65歳以上の人から、

全部、払ってもらえばいいのだ。

なぜ、特別扱いするのか、わからない。


私たちの市も、

今まで、高齢者は、バス代が無料であったが、

定期制度にして、ある回数をこえた場合は、

50円、負担してもらうと方針を変えた。

そのために、手続きを複雑にしている。

とりあえず、全面中止すればいいのだ。

財政が厳しいのであれば、

高齢者だけ、優遇するのは、

おかしい。


国税局の確定申告の例があるのだか、

年金額が、3,291,700円とある。

これをみた別の人が、

「こんなに、もらってはるんですか?」

と私に質問してきた。

確定申告例


一般例でさえ、

300万以上の年金額を計上している。

本当に嫌になる。


だからこそ、

親の年金をあてにして、働かない子供が

増えているのだ。

私の周りでも、今回の事件のように、

親が死んでも、届出ないのではないかと

疑わざるをえない家族がいる。


*****ケース1******

母親は、81歳。

競艇か競馬場で働いていたので、

公務員扱い。年金が高い。

息子は、50代前半。

同居。

息子は、妻子と別居。

一応、働いているが、

毎日、81歳の母親にこずかいをもらう。

81歳になる母親は、

カレンダーに、息子に渡したおこずかいをつける。

月の最後に計算する。

毎月40万円近いこずかいを息子に渡していると、

カレンダーを見せながら、私に話す。

そして、生活がかかっている私には、

「あれしてくれ、これしてくれ」と電話をかけてきて

1円も払わない。

当然、私は、もう、言うことを聞かない。


*****ケース2*******
ケース1の友人の家族。

母親は、81歳。

競艇か競馬場で働いていたので、

公務員扱い。これまた、年金が高い。

娘と孫の3人で、同居。

娘は、母親のこねで、

競艇か競馬場で、働いていた。

パチンコ狂で、現在、無職。

孫は、13歳から10年間、

ひきこもりで、午後から夜明けまで、

ゲームかマンガざんまい。

要するに、母親の年金で食べている。

母親が死ねば、

生活ができない。

誰も、働かないからだ。



*****ケース3*****

母親は、70代。

娘は、48歳。

息子は、39歳。

二人とも働いていない。

二人とも、離婚歴があり、

子供もいるが、子供のことは、気にしていない。

母親の年金で、楽に、食べている。

姉弟は、かなりの太ッチョで、

100kg前後ある。

1日中、家の中で、クーラーをかけて、

ゴロゴロしている。

親戚の人が、「働くように」促しても、

どこ吹く風である。

車いすの母親は、

この子供たちのために、

ご飯を買いに行く。



*****ケース4*****

母親は、70代。

娘は30代後半。

東京で暮らす。

東京では、暮らしが厳しいという。

母親は、大阪に帰ってくるように、

説得するが、娘は拒否。

そこで、母親は、毎月20万以上のお金を仕送り。
少しだけ、アルバイトで働き、
後は、働かない。


これらのケースの場合、

子供や孫、全員が、

「金のなる木」を持っていると

思っている点である。
自分たちが働かなくても、

年金で、母親や祖母が、

食べさせてくれると考えている限りは、

働かない。


今まで掛けた年金額よりも、

受け取った年金の方が、

多くなった時点で、

最低金額の、8万弱にするべきである。


私の隣の人は、86歳の女性。

毎月20万円の年金額。

去年から18万強に減ったという。

それでも、毎日、働く私より、多い。

彼女は、年金が減ったことに、

かなりのパワーで、

苦情を私に訴える。

「少子高齢化は、わかっていたことでしょう。

 なんで、年金を減らすのよ。」と。

過去、26年間、年金を受給している。

20万×12ケ月×25年=6000万円の

年金を受け取っている。

彼女は、6000万円以上の

年金を支払っているのだろうか。

もし、それだけの金額を

積み立てていなければ、

やはり、考える必要がある。


いつまでも、同じ金額では、

破たんするし、

まじめに支払っている人が、

馬鹿をみる。


そういう人は、

年金が、減っても、

預貯金・株式・公社債・不動産を

きちんと持っている。

大丈夫だ。


また、今年は、不正年金受給が問題になっているが、

来年は、また、亡くなった人に対して、

調査がされるのか、不安だ。


そして、何よりも、

こんないい加減な役所に、

自分のお金をまかせられrない。


私も今まで納めた半分でいいから、

返してほしい。

半分は、泣くことにする。


現総理の菅氏か、小沢氏のどちらが

次の総理になるか、

世間が騒がしい。


消費税問題で

管氏が、次のように言った。

「ギリシャ問題で、国が破たんすれば、

 一番に年金が切られることが、わかった。

 だから、今のうちに、消費税を上げる」と。


「冗談じゃない!」という気持ちを持った人も、

いると思う。

私もその一人である。


この発言を逆にとらえれば、

国が破たんしない限りは、

年金を切ることはないということだ。


日本人が短命時代に、

形成された年金制度は、

完全に今の時代に対応していない。

そのひずみが、

年金不正受給の問題にも、出ている。


誰かが泣かなければならないのであれば、

今は、年金支払者が泣いている。

年々、年金支払額は、値上がりしている。

自分が納めた分よりも、

もらえる金額が低い年金を

納めたくない人は多い。


現在、2-3人が、

1人の高齢者を支えていると言われているが、

現在のように生活保護者や

低所得者が増えてきた以上、

1人が1人を支える時代も、

そんなに、遠いわけではない。


私の母も、年金受給者であるが、

最低金額しかもらっていない。

母は、

「今の若い子が、可哀そうやん。

 年寄りに、何十万もやらんでも、いいんや。」

と言う。

こういうことを言うシルバー世代は、

極めて少ない。


いっそのこと、

破たんすれば、いいというのが、

この極論だ。


要するに、日本政府は、

ここまで、追いつめられないと

何もできないのではないか。

公務員の削減も、

議員の定数削減も、

事業仕訳も、

口だけで、結果が出ていない。


けれど、破たんすれば、

否応なしに、すぐに、対応しなければならない。

今のように期限を決めずに、

ノラリクラリということが、できない。

いろいろな人の言い分を

聞いているわけには、いかないのだ。

                         続きは別に。





この作品は、ニコニコ動画で、

無料で観ることができる。


「強制収容所」というキーワードを入力すれば、

この作品が、ヒットする。


ユダヤ人の少年であるシュムールは、

丸坊主で、大きな目をしている。

その大きな眼を縁取る長いまつげが印象的で、

とても、可愛い。

ほっぺもポチャポチャにもかかわらず、

何かしら、悲しげである。

ときどき見せる卑屈な表情も、

この少年の立場をよく物語っている。


もちろん、シュムールも幼いので、

本当のところ、自分の身の上に

何が起きているのか、

はっきりわからない。


祖父母が、この強制収容所に着いたたと同時に

具合が悪くなり、

すぐに病院に運ばれたが、

亡くなってしまった。

葬式もひらいていない、と言うことは、わかる。

けれど、これは、

彼の父親がシュムールを悲しませないために

ついた嘘であることが、私たちにはわかる。


さらに、ある日から

シュムールの父親が別の仕事に配属されたきり、

帰ってこない。

シュムールの家族は、

全員、ガス室送りになって、

今は、孤独の身であるが、

それさえも、彼にはわからないのだ。

ただ、自分の身内がいなくなっていくのが、

不安で、切ないばかりである。


【ソフィーの選択】でも

同様であるが、

このように、個別に一人一人の人生の上で、

何がこの時代に起きたのかを、

観ることによって、

私たちは、その行為を自分の一部として、

感じ取ることができる。

具体的な名前、具体的な顔や表情、

それぞれの背景、

それらが抱え込む全てが無残な形で

摘み取られることに対して、

やりきれなさを感じることができる。


例え、どんなことがあっても、

こんな風に人間を扱っては、いけないのだ。

単純なことが、

ある一つの目的のために、

目くらましになってしまう。


自分自身にも、歯止めをつけることを、

肝に銘じるべきだと改めて、思う。






主役のドイツ人少年であるブルーノは、

どこかしら【アダムス・ファミリー】的な雰囲気を

持っている。

黒髪にブルーの瞳が、独特で、

利口そうである。


シュムールと言う名前を持つ8歳の少年が、

自分と同じくらいの大きさの手押し車を

フラフラしながら歩く姿は、

痛々しい。

彼は、いつも、顔や体が汚れている。

小屋を建てるのに、

働かされているからである。


二人の少年が、

有刺鉄線越しにいろいろと話をするのだが、

ブルーノが

「なぜ、ここから出られないのか?」

と8歳の少年らしい純粋さで、シュムールに尋ねる。

「ユダヤ人だから。」

と、シュムールが下向き加減に小さな声で答える。

この後、二人の少年の間に気まずい空気が流れる。

この気まずさが、少年たちに影を落とす。


さらに、シュムールがブルーノの家の手伝いに来る。

ブルーノが、お菓子をシュムールに勧める。

それを、ドイツ将校に見つかってしまう。

ブルーノは、自分の身の可愛さに、

すべての責任をシュムールに押し付ける。


数日後、いつもの場所に行くと、

シュムールが、いた。

彼の顔は、傷ついていた。

将校に殴られたのだ。

すべて、ブルーノのせいである。


シュームルは、ひどい仕打ちをされたにもかかわらず、

ブルーノを許す。

有刺鉄線越しに、握手を求めるのだ。


簡単に許してしまうシュムールが

わからないと言う人もいる。

私には、わかる。

子供は子供なりに、上下関係があるのだ。

ブルーノは、意識していないが、

シュムールは、よくわかっている。

ブルーノは友人であるが、

強い立場にある。


その証拠に、シュムールは

いつも、ブルーノから食べ物を恵んでもらっている。

シュムールにとっても、

ブルーノ同様に、たった一人の友人なのだ。

しかも、食べ物を持ってきてくれ、

ゲームを教えてくれる、

いい話相手だ。

それに、ブルーノが悪い人間でないのは、

わかっているのだ。

                        つづきは3で。


==あらすじ(文科省認定)==

 

 ホロコーストの悲劇を無邪気な少年の視点から綴ったジョン・ボインの世界的ベストセラーを「ブラス!」の

 マーク・ハーマン監督が映画化したヒューマン・ドラマ。第二次大戦下のドイツ、ベルリン。

 8歳の少年ブルーノは、ナチス将校である父の仕事の関係で、住み慣れた都会を離れ、殺風景な片田舎に

 建つ大きな屋敷に移り住む。

 友だちもおらず、すっかり退屈した彼は、禁じられていた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに囲まれた“農場”に

 辿り着く。

 そしてフェンスの向こう側に同い年の少年シュムエルを見つけたブルーノ。

 以来2人はフェンスを挟んで会話するのが日課となり、次第に奇妙な友情を育んでいくが…。


==あらすじ終===


 一人は、管理され、やがては虐殺されていく側にいる少年と、

 一人は、管理する立場の一番の長である父親を持つ少年。


 以前にも書いたが、

 ナチは、ガス室で多くのユダヤ人を殺戮した。

 彼らは、「チクロン ベー」という劇薬を使用した。

 最初、密閉した部屋でどれだけの量を使用すれば、

 人間が死ぬのか、わからず、

 何度も実験を繰り返した。

 それまでは、実験台にされたソ連兵は、

 本当にのたうちまわるほどの苦しみだったという。


 量がわかったからと言って、

 その苦しみが軽減されたわけではない。

 確実に死ぬ量が、わかっただけで、

 苦しみは、同じだ。

 ガス室での彼らは、壁に爪を立て、

 苦しみに耐えしのびながら、

 死んでいった。


 なぜ、こんなことを書くのか、

 それは、この映画の結末に関係するからである。

 ガス室が、閉じられ、声が聞こえ、

 やがて、静寂が訪れる。

 その静寂が意味するものは、何か。

 「死」である。


 そして、縦じまのパジャマのような囚人服だけが、

 現場に残る。

 死人である彼らからは、

 指輪と金歯が抜かれる。

 そして、焼かれる。


 私は、「パヴェル」と呼ばれる

 元医者のユダヤ人の演技に脱帽した。

 彼は、足を引きずって歩く。

 その歩き方が、素晴らしい。

 その足も、強制収容所に連れてこられるときに、

 ナチに傷められたのではないかと

 想像される。


 彼は、この所長一家のお手伝いをするのだが、

 彼が選ばれた理由も、

 想像がつく。

 足が悪いので、逃げない。

 家族に危害を加える恐れがない。

 医師なので、インテリである。

 彼の眼には、あきらめと哀しみが

 あふれている。


 ホロコーストを考えるたびに、

 なぜ、ユダヤ人たちは団結して、

 ナチと戦わなかったのかといぶかしく考えていた。

 どうせ、殺されるのであれば、

 戦うべきであったのだ、と。

しかし、それは、難しいかったのだ。

 ナチは、心理的に追い詰める手段を

 巧妙に用いた。


 この映画においては、特別労務員と呼ばれる

 同じユダヤ人たちも多く見かける。

 彼らは、自分たちの同胞を殺すための手伝いをしていた。

 そうしなければ、

 自分の命も危うかったから。

 ナチは、いやな仕事をこの特別労務員に任せていたのだ。

 同じように、囚人服を着て、

 同胞をガス室に送り込んでいる姿が

 具体的に描かれている。

 「ただのシャワーだよ。」と

 優しげに声をかける。

 本当は、これから起きることが、

 わかっていたのに。

                                      つづきは2で。