以前、読んだ『人はなぜ、砂漠で溺死するのか?』ー。タイトルだけでも引きつけられる本書は、不審遺体の解剖数日本一の若い法医学者の方の本で、”意外な原因で、意外な場所で、意外と多くの人が死んでいる事実”が赤裸々に綴られるなど、我々、素人にとっって ”知らない事が沢山、書かれていてとても興味深いです。
そのなかのひとつを紹介します。
・『風呂溺』
法医スラング、いわゆる法医学者たちの間で密かに多用されている隠語で、”風呂場における溺死”のことを言うのだとか。 スラング化した理由は、”我が国では、入浴中に浴槽内で溺死する人があまりにも多いから”という事らしい。
日本人はとくに温泉が好きな人種だけに、風呂に入る時には気をつけなくてはいけませんね。“酒を飲んだ後にすぐに風呂“はやはり、危ないようです。
ちなみに、タイトルにある、なぜ、水気のない砂漠で”溺死?”と思いますよね。しっかりとした答えがあるのです。しかも、近年そうした災害が実際に起こり、新聞にも大きく取り上げられました。それは是非、本書を手に取って読んでみてください。目からウロコの事実が!
▼『なぜ人は砂漠で溺死するのか?』高木徹也氏(メディアファクトリー新書)
この本に興味ある方は是非、権威ある法医学者”上野正彦”氏の書物もどうぞ。