※フィクション
今日はホワイトデー。
いつからか、お返しにはうなぎの白焼きが定番になった。
『今日だけはうなぎの話やめてよね』、すでに鬼の形相の嫁。旦那さんはうなぎの集いの話をしようとした矢先で面食らった表情をしている。
ただ、すぐに『これを“うなぎのエピソード”に応募しよう』と鰻面の笑みで言った刹那、激昂された。
旦那は、テーブルに白焼きを残したまま、酢を飲んだような顔をして部屋を後にした。
届きました!『スペースうなぎ』
長野県岡谷市にある、創業70年の老舗鰻蒲焼専門店『やなのうなぎ 観光荘』が“宇宙でもおいしいうなぎを!”という強い決意から、2019年にUNA Galaxy Projectを発足。
オリジナル国産ブランドうなぎ『シルクうなぎ』を使用したうなぎ蒲焼を常温保存できるようレトルト化、長期の保存試験などを行ってきた『スペースうなぎ』は昨年6月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の『宇宙日本食』として認証されました(うなぎの宇宙食としては日本で初の認証)。
また、昨年8月に打ち上げられた、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載。搭乗している古川聡宇宙飛行士もつい先日、宇宙で実食されました。
世界に誇る、日本を代表する伝統食文化“うなぎ”は、ついに宇宙ということで、感動です!!