先々週末になりますが、またPYO(pick your own)に行ってきました。

今度はロンドン近郊では大きなファームとして有名なGarson's farm。

我が家からは車で30分ほどなのですが、この日はハンプトンコートパレスのフラワーショウがやっていて、至る所渋滞だらけ。


ようやく着いて、その広さに驚きました。といっても、アメリカのファームほど広くはないのですが、畑と畑のブロックは車で移動しなくてはいけません。



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これがひとつのブロックなので、この近くに車を止めて、収穫し、次のブロックに車で移動してまた収穫するの。

といっても、全部の畑で収穫できるわけではないのですが・・・



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ラズベリーも・・・・・



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レッドカラントも・・・



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チェリーだって・・・・




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ビーツも・・・・



大収穫祭でした。


チェリーの木は割りと低めだったのですが、ちょうど高さのものはほとんど収穫済みでしたが、木の下から見あげると内側にはいっぱい!!


子供たちは(特にトムトム)食べ放題と思ったらしく、摘んでは食べ・・・を繰り返しておりました。途中、現行犯で見つけてからはやめましたが・・・・おかげで子供たちPYO大好きになったようです。



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4人で収穫したラズベリーです。籠いっぱいです。

トムトムの口の周りは食べたあとが・・・・

その後出会ったイギリス人の子供の集団は食べながら歩き、食べているのか歩いているのかしゃべっているのかわからないほどの食べっぷり。近くに『食べるのはお金を払ってから』と張り紙まであるのに・・・


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にんじんを掘るのは結構面白かったです。なっちも熱中して掘ってました。

後で食べるのが大変なので、その辺でやめとこうよ~という私の声は聞こえてなかったようです。



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ビーツもかなり大きく、簡単に掘れるようで・・・・

3個まで~!!!と今度は厳しく言ったので、3個だけget。でも、3個も消費するのが・・・レシピがないんですね~


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そして最後はジャガイモ。

ジャガイモはあらかじめファームの人が機械で掘っておいてくれるので、それを好きなだけ拾うだけ。なので、それほど靴も手も服も汚れないので安心して拾えるの。


ラズベリー1籠、チェリー2籠、ジャガイモ適量、にんじん適量、ビーツ3個、でしめて17ポンド(2500円くらいでしょうか?)スーパーよりは安いけど、露店の八百屋よりは割高かな?


でも、大人も子供も楽しんで収穫し、子供にとっても勉強にもなるので、17ポンドは安いと思いました。


そして、PYOの後はガーデンショップへ。


ここのショップは本当に充実!



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花や葉の鉢植えはもちろん、



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ガーデングッズもあり、ここのガーデングッズはとてもセンスがよく、ガーデニングをやらない人でも買いたくなってしまうようなグッズがそろっていました。



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そのほかキッチングッズや、ピクニック(お皿とかコップの入ったバスケット)グッズなども売っていたのですが・・・

時間の都合で買い物はせず・・・後ろ髪を引かれながらショップを出ました。


ショップの外もおしゃれで・・・


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この花たちは売り物のようで・・・




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もちろん、この椅子も売り物で大体5万~7万ぐらい。廃材利用にしては結構いいんじゃないでしょうか?

ハンギングの花もきれいで、イギリスらしさを感じます。


そして最後はファームショップへ。



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んんん・・?Gritish Wagy(イギリスの和牛)とはいったいどういう意味なのでしょうか?和牛を輸入してイギリスで育てていることだとしたら、餌も違うし育て方もおそらく違うので、和牛と言っていいのでしょうかね??


ということで和牛のもとへ


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ちょっとピンボケでしたが・・・・イギリスのビーフより霜降りな感じはありましたが・・・・あえて食べたくなるほどではないというか・・・・食欲そそられなく、購入せず。


それよりも・・・

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この立派なアーティチョーク。これは自分で作るよりもデリで買ったほうが断然楽なのです!!

それもカットされていない、ホールのアーティチョークは初めてです。


そして・・・


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ごみのように積んであったパッションフルーツたち。ちょうど食べごろに皺がたくさんよって干からびて・・・・

買おうかどうか悩み・・・


本当に悩めてしまうショップでした。

なので、来月ももう一度来ようか・・・と。次はとうもろこしなどが採りごろでしょうね・・・・!!

夫の両親イギリスの西、Devonに住んでおり、夫と子供達はよく訪れるのですが、私は・・・・・

だって、devonって何もなくってつまらないのよね・・・・


そうはいっても毎回行かないのも、ちょっと・・・・ということで、今回1年ぶりに行って来ました。といっても2泊3日。それも、金曜日の仕事が終わってから電車で行くので、私が着くのはほぼ夜中。子供達は夕方についてもう寝静まっているので、2泊といっても1泊のようなもの。


今回はBig Sheepというテーマパークに行って来ました。といっても、ここはレゴランドやトーマスランドとは全然ちがって、田舎のテーマパーク、ファームパークと言った方がいいのかもしれません。


しかし。ここは結構楽しいのです。


まず、目に入るのが


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big shoopだけに、これはまぁお約束でしょう。映画のBabeを思い出しますね。


このほかに羊の毛刈りショーやレースもあります。(今回はスキップしました)



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ここでも羊に餌をあげることが出来るのですが、大人の羊に限るので・・・ちょっと恐ろしいことになっていました。

なので、我々は・・・



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子豚や・・・




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小ヤギに・・・


この子達には餌をあげられないので、もっぱら触るだけ。。。

この小ヤギちゃんはどうも迷い子らしく・・・



ドンキーライディングというのもの子供のためにあったのですが、時間に間に合わず、仕方ないので、動く木馬に乗りました。

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私も乗ってみたのですが、これが結構難しい。脚力がいるんですねぇ・・・



そして、雨の合間をぬって・・・




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野外のトランポリン。


これが結構子供ははまっており・・・引き離すのが大変。


野外のスタジオでは鴨と犬のショーが。ありがたいことに子供達は近くで見られるようにしてくれるのです。


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子供達にとって鴨のショーよりこっちの方が魅力的。


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1人2周なのですが・・・・



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トムトムは引き離すときに大泣き!

2年前に同じようなゴーカートになっちを乗せたときは、足も届かず、どうやって動かしたらいいのかわからない様子だったのに、もう1人で全然大丈夫になっていました。

こういうときって、成長の嬉しさと引き換えに少し寂しい気がするのです。


そして、子供にとって大イベントの室内プレイエリア。

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最初は二人そろってこのすべり台を何度も往復。


最初はなっちはこれも恐がって、嫌がっていたのをなんとか一緒についてすべって克服させたの。


ようやく慣れた頃・・・・・

かわいい子供には旅をさせねば・・・・・・・


ということで・・・


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なっち赤のすべり台に挑戦です。

一緒に~!!と言う声を無視し・・・・

突然1人で落とされたなっち。



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身も心もぼろぼろになってしまいました・・・・

この先、青のすべり台を離れなかったのは言うまでもありません。


そして、私も清水・・いやただのすべり台ですが、飛び降りました。


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このすべり台は傾斜が90度なので、あっという間に着地。なので、滑っている途中の写真はなし。


恐かったよ~


多分、飛び降り自殺なんて私にはできない・・・と思いました。子供を義両親が見ていてくれるからこそできる自分への挑戦でしょうか・・・


トムも負けてはいられません。


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落ちる。



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落ちる。


そして・・・

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斜めに着地。



本人顔は恐がっていますが、気に入っていたようです。

何度も繰り返しておりました。ちなみになっちは先の1回のみ。性格の差が出ております。


そして、翌日は快晴。


なぜかイギリス人、海に行きたがるので・・・・私もあまり気はすすみませんでしたが一緒に。


この日は珍しく30度越え。

でも、海水はとっても冷たかったそうです。

義両親が一緒だと、子供を一緒に見てくれるので本当に楽ができます。


海に入るのも義両親と。



ここで危うくなっち転ぶ。そして、陸へあがり、もう二度と海には入らず。わかりやすい子です。

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私はというと・・・




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ずっと日差しをよけてテントの中。子供達をトイレに連れて行くのも義両親がやってくれます。

ただずっと座っていただけ・・・・なんです。


楽してきちゃった・・・・


ちなみにこのdevon。白人しかいないんです。移民をきらうイギリス人の町なんですね~

そして、なっちの後ろにいる赤ちゃんを抱いた女の人。この人、夫の姉。あの赤ちゃんですよ。覚えていてくれてますか?もう1歳になっていました~

ブログ活動をサボっているうちにあっという間に7月になってしまいました。


このところ、よく働き、よくパンを作り、家事育児もこなしております。



そんなある日、仕事場の私の郵便受けを見ると(ほとんど郵便なんてないので、めったに見ないため、給料明細なども先月分を受け取ったりしている)、1通の封筒があった。


中を開けてみると・・・・

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こんなセミナーのチラシが入っていた。

出席するなら連絡しなくてはいけなかったので、早速faxを送り、予約終了。


当日は仕事があるので、18:15のドリンクサービスには間に合わないけど、別にそれはどうでもいい。


内容はアレルギー性鼻炎、鼻・副鼻腔手術、頸部郭清術の解剖、喉頭(音声と嚥下)というもの。


昔、地方会で開業医の先生と出会ったときに『せっかくのお休みになんでこんなところにいるんですか?』と聞いたことがある。『開業していると情報にうとくなるし、勉強する機会がなくなるから、こうやって足をはこんでるんだ。』と言っていた。

当時はわからなかったが、今はその言葉の意味がよくわかる。確かに新しい情報や治療法から置いていかれている気になるのだ。だからこういったセミナーはありがたい。


実際にでかけてみると・・・・まず会場に驚いた。普通の8人がけの円卓が並んでおり、そこに腰掛けるようになっている。ステージにむかって背を向ける位置の椅子は反対向きにおいてあり、一応全員ステージを向くようになっていた。しかし、円卓なので前の人と重なる部分が多い分、スライドが見にくいのだ。


そして、来てる人の服装。あまりにもラフなのだ。もちろん大方が仕事帰りなのであり、男性はシャツにズボンと言う格好なのだが、女性・・・・・タンクトップとか、ノースリーブワンピースとか・・・


さらに質疑応答。質問者が手をあげ、係りの人がマイクを渡し、所属と名前を名乗るところまではいいのだが、座ったまま片肘は椅子の背にのせたまま質問するのはどうかと思ってしまった。


でもそう思うところが、私ってほんと日本人だな~って思うところ。イギリス人はどんな格好だろうと、質問するときの態度が悪かろうと何も気にしないのだ。


そして一番大事な内容。


はっきりいって全然期待していなかった。

なんか面白いことがあればいいなぐらいに思っていた。全部英語だしね。イギリスの医療の質も知れてるから。

しかし、結構面白かったのだ。


アレルギー性鼻炎なんて別に聞くことなし!なんて思っていたし、遅刻もしたので半分以上は聞き逃したのだが、減感作療法の内服があるってこと(日本でもあるのかな?)、その薬は舌下するのだけど、最初はのどや唇がはれるってこと。ちょっと恐いけど、もし面倒でなくて効果があるならそれもいいかも・・・と思ったよ。


そして、鼻の手術。内視鏡手術などはとくにめずらしくもなかったが、鼻の手術。これは日本の耳鼻科ではないもの。ようするに形成手術というか美容整形。いろいろな人種がまじっているイギリスならではって感じ。

インド系やユダヤ系に多い鷲鼻や鉤鼻の形成。アフリカ系の黒人に多い鞍鼻の形成。手術の細かいやり方は聞き取れなかったけど、軟骨の自家移植でおこなっていて、またそれが全部お上手。鼻が変わると顔も変わるもんだと思ったよ。


頭頸部についてはベーシックっていうか、私的には論外。


喉頭もね・・・新しい音声と嚥下なんて書いてあったけど、何が新しいんだか・・・・

後半はちょっと時間の無駄な感じでした。


セミナーは約1時間半。


その後はビュッフェスタイルのディナーなのですが・・・・・・


また同じ円卓に12人くらい席があって、どこに座ってもいいんだけどね・・・・見た感じ、まるで披露宴。

そしてビュッフェの列に並び、適当に盛られ・・・ちなみにメニューはラムラックのローズマリー風味焼き、スイートポテトとかぼちゃとパスニップのグラタンパイ包み、ポテトグラタン、ラタトゥユのような野菜のマリネ?、シーフードとシーザーサラダ。

味そのものはまぁまぁおいしくて、食べれてしまうのだけど、なにせ量が半端じゃなくって。あと、結構胃に重くってね。


知ってる人が誰もいない中、1人で円卓に座って食べるのはとても辛いもの。なので、なるべく空いているテーブルを選んだの。でも、結局どのテーブルも満席状態。


テーブルにおいてあるワインはいまひとつだったけど、パンはなかなか。


他の人たちは、どうも顔見知りを探したり、専門医は専門医どうし情報交換をしたり、GPは専門医に話しをきいたり、周りは盛り上がっているのに、私は黙々と食べる。食べる。食べる。


隣のGPの女性が話しかけてくれた。『あなたはロンドンで仕事してるの?』って。

そっか~そう思われてたのねって感じ。・・・だいたいが、同じメンバーでセミナーは開かれているので、大体顔見知りになっているのに、みたこともないアジアの女がいたら、なんでここにいるの?って思われるよね。


とりあえず、簡単に自己紹介してみると、『え?あなたコンサルタントドクターなの?』って。まぁ、専門医であり、年齢的にもコンサルタントに達しているので、こっちではそうなるんだけど、仕事自体はGPレベル。でもGPに向って、GPレベルの仕事をしているとは言えないもの。


そうしているうちに、ちょっと両隣とも話せるようになったよ。でも、周りの人の食べるのの速さ。見ているだけでこっちがお腹いっぱい。さらに皆さん、デザートに向う。向う。向う。


隣のインド人の女性(この人の英語はかなり鈍っていて、ほんとわからなかった)が『私は日本にとても興味があるの。是非いつか行ってみたいと思ってるわ。だって、日本人ってみんな親切で礼儀正しいものね。』と。

おそらく、震災のテレビなのでそういうイメージが植えつけられているみたい。『ありがとう。』とだけいっておいたよ。あれは東北だからなんだけどなぁ・・・


初対面の人と話すのって、何を聞かれるか、何について話してくるか全然予測がつかないので、本当に難しい。結局、このインド人にも『あなたは英語話せるの?』とか言われるし・・・・


とにかく、ディナーで長居もしたくなかったので、早々に切り上げて帰宅したの。帰ったらどっと疲れが出たけど、いい経験だったかしらね・・・・ぇ