先月末に飲み会で集まった時に、友人から「MM2H」が無くなるかもしれないとローカルの方々が噂をしているのだとお聞きしました。
所轄として復帰した観光・芸術・文化省(MOTAC)が、昨年の12月に新たなMM2Hプログラムを発表したばかりでしたので
まさかそんなことはないだろうと思って、暫くMM2H関連の報道を追うようにしていたのです。
そして、噂の源は次の記事で伝えていたことなのだろうなと自分なりに解釈したのでした。
MOTACは5月27日に、MM2H申請を扱う全ての認可代理店に対し業務停止命令を発動し
その煽りを受けて、6月1日から新規受付スタートを予定していたサバ州独自のMM2Hプログラムが中断を余儀なくされ、州政府と連邦政府の軋轢が発生。
以前から連邦政府では、既存資格を有するMM2H代理店の厳格な見直しを指示していましたが、その解決が見直し期限の3月末でも収束せず
5月27日に全代理店のライセンス剥奪とも取れるような強行措置を政府が取ったことで、色々噂に尾ひれがついたのでしょう。
新プログラムの発表をしたものの、各関係機関との調整不足は否めず
ドタバタ続きな側面を露呈したのは、如何にもマレーシアらしいのかもしれません
そして昨日、紆余曲折を経ながらも、ようやく新プログラムが内閣の承認を得たのだとMOTACが発表。
条件は小さくて見ずらいですが、下表の通り。
プラチナ、ゴールド、シルバーの3カテゴリーに区分けすることは事前に発表していた通りですが
それぞれの必要デポジットが100万米ドル、50万米ドル、15万米ドルと対象通貨が変更になっています。
なお、申請費用はプラチナが20万RM、ゴールド3,000RM、シルバー1,000RM。
更新費用はプラチナが5,000RM、ゴールド3,000RM、シルバー1,000RMです。
既存のMM2Hは、更新料金が1年あたり90RMから500RMに変更されたのですが、このあたりの影響はどうなるのでしょうか?
マレーシアで義務付けられることになる最低滞在日数は、次の記事ですと年間60日と報じていますが
別の記事では、何故か90日と伝えており、未だ情報が錯綜しているかもしれません。
何れにせよ、今回の決定で我家が落胆したのは、前回時にプラチナカテゴリーで付与される予定だった永住権の申請資格が無くなってしまったこと
各方面からの反対が強かったのでしょうか。。
発表の中で強調していたのは、MM2H代理店資格の見直しについて。
事業者に必要な払込資本金の要件が、RM50,000から最低RM200,000に引き上げられた他、年間ライセンス料かRM2,500に改定。
加えて事業所には有効な住所が必要であり、企業はRM200,000の銀行保証を提供する必要があると定めていました。
厳格な再審査で、脱落してしまう代理店もでてきそうですね。
二転三転してきたMM2Hですが、果たしてこれが最終形になるのか、また大ドンデン返しが待ち受けているのかは分からないものの
ようやく、これで正規な申請受付が開始されそうですね
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