最近になって復活した、沖縄とシンガポールを結ぶジェットスターの直行便。
昨日は、久し振りに沖縄から同便を利用してマレーシア入りした友人と再会。
あの店で再び食べてみたいと、友人が指定していたのはキンキンに冷えたジョッキを用意してくれる中華料理店。
店名は「Happy Union Restaurant」 。
場所:128, Jalan Chengai, Taman Melodies, 80250 Johor Bahru, Johor
生姜のフライに隠れて、メイン素材が見えなくなっていますが、その正体はコチラ↓↓↓
(閲 覧 注 意)
カエルです
種類が分からなかったので、Googleの画像検索をしてみたところ「ババトラフガエル」と言うのだとか。
Wikipediaの記述によれば、食用としてマレーシアでも養殖しているもよう。
いわゆるウシガエルの仲間ですね。
唐揚げで提供されるので、姿形を意識することはありません。
そして、味は鶏肉と非常に似ていて美味。
足元では、物欲しげに猫さんが見上げていました。
因みに、イスラム教では豚肉やアルコールのように飲食が許されないもの(ハラーム)と定義されるものが沢山ありますが
次の記事によれば、カエルもその一つであるようです。
カエルを海洋生物と捉えるのであればハラルですが、アッラーの使徒によるカエルの禁止を記したハディース(伝承)があるのだとか。
そうした背景があるため、昨年10月に有名スーパーが謝罪に追い込まれる事件が起きたようです。
以下に、自動翻訳したものを一部意訳して抜粋。
NSK Trade City Sdn Bhd は、セラヤンにあるスーパーマーケットの 1 つが魚介類売り場にカエルの肉を陳列したことを受け、公的に謝罪した。
カエルの肉は非ハラールとみなされ、ハラールの肉と一緒に置かれるべきではないため、この失敗は特にイスラム教徒の間で世間の反発を引き起こした。
スーパーマーケットチェーン経営者は日曜日、この事件に対して遺憾の意を表明し、このような事件を再発させないと約束した。
「10月24日に起きた事件についてお詫び申し上げます。私たちはこの問題の深刻さのレベルを理解しており、直ちに措置を講じました。」
しかし謝罪にもかかわらず、SNSユーザーはNSKトレードシティからの肉製品の購入に難色を示した。
「彼らを逮捕し、(運営)ライセンスを凍結してください。マレーシアはイスラム教の国です。これが許されれば、このような事件が再び起こるでしょう。」
マレーシアに住むにあたって、国や宗教観によって異なる食文化を尊重するものの
厳格な規律は、やはり窮屈に感じてしまうため、日本人で良かったなあとは思います。
なお、日本ではカエル食の歴史は古く、吉野の国栖の人々は蝦蟇(がま)を煮たものを「毛瀰(もみ)」と呼んで食べていたという記載が日本書紀に残っているそうです。
この「毛瀰」が非常に美味しかったことから、関西では「もみない(毛瀰でない)」という言葉を「不味い・美味しくない」という意味で使うようになったのだとか。
また、1918年に食用としてウシガエルをアメリカから輸入し、その後必要タンパク源として養殖に成功。
ウシガエルの餌として、同じく輸入されたアメリカンザリガニとともに、養殖場から逃げ出したものが全国で野生化。
日本各地で広くウシガエルとザリガニが繁殖するようになっていったようです(Wikipediaより)。
とは言え、今では日本でカエル料理が定着しているとは言い難いですね。
なお、カエル料理がこよなく愛されている国と言えば、フランスでしょうか。
記事によれば、同国の食用ガエルの年間消費量は4,000トンに及ぶのだとか。
そうしたことから、特にイギリス等の国からは、フランス人を揶揄する言い方として
「フロッギー」という蔑称が使われるのだそうです。
ご覧頂き有難うございました!
宜しかったら、ポチッと
応援が大変励みになります