マレーシアの警察事情 | 競売不動産で海外移住

競売不動産で海外移住

競売による物件落札で人生が大きく好転、セミリタイアを実現し2013年より家族でのマレーシア移住を開始。競売と日々の生活情報を気ままにアップしていきます!

こんにちは!
「競売大好き」です。

新興国でありがちな警察の汚職や賄賂ですが、マレーシアにおいてもその感は否めません。

私達がマレーシアに移住を始めたのは、2013年5月からですが、当時慣れない車運転でシンガポールから陸路にてマレーシアに入国する際、間違えてバスレーンに入ってしまいました。

パスポートを渡す入国審査官は、バスの高さに合わせて2メートル位の高さにいるため、まるっきり届かない。

そこで颯爽と現れた警察官が、私を「こっちに来い」と誘導してくれました。

何故か人気のない奥の方まで連れてこられると、周りをキョロキョロ気にしながら

警察官「あなたが悪い事をしたのは、わかるね?グラサン

私「はいショボーン

警察官「罰金として500RM(当時の為替で17000円)だよグラサン

私「(高っ)すみません100RMしかないので、これでお願いしますショボーン

結局その金額で許してもらえたのですが、日本語ペラペラな現地の友達に聞くと

「彼等はそれが小遣い稼ぎの常套手段で、罰金として申告せずに懐に入れてるのよニコニコ

つまり普段の給料が安く抑えられていることもあり、罰金をちょろまかしたり、賄賂として受け取る事で見逃したりが横行しているんだと。

「言い換えると、何か罰金を受ける事があっても、周りに配慮しながらこっそり賄賂わたしておけば大丈夫よニコニコ




なんてお聞きしたのでした。

その後、特に警察官にお世話になることは無かったのですが、2018年10月にマレーシア腐敗防止委員会法が制定されたらしく、厳しく賄賂などが取り締まられるようになったと聞きます。

無免許運転のミャンマー人が50RMの賄賂を渡して逃れようとしたところ、逮捕されてしまった等のニュースもあるようです。

もしかしたらもっと賄賂額が上だったら助かったかもですが、我々も安易に賄賂で事なきをというのは避ける必要がありそうです。

以前、GRABの白タクを利用した時に、私が日本人だとわかると

運転手「『クローズZero』という日本の映画を知ってるか?俺あの世界観が大好きなんだ!」


私「ん。。見たことないですもぐもぐ

運転手「あの名作は日本では有名じゃないのかっ!俺は日本のヤクザも大好きなんだ!」

私「(ちょっと怖い思想な方かしら)」

運転手「おい、この歌知ってるか!ほーら あしもとをみーてごらーん これがあなたの」

私「(なっなぜ、ここでキロロ)」


実はマレーシアでキロロさんの「未来へ」が大ヒットしたらしく、運転手さん見事な歌唱力で歌い上げます。

道中一緒に歌いましたニヤリ

私「ところであなたドライバーが本業なの?」

運転手「俺は警察官だよニコニコ

私「んびっくり(まじっすか!)」

私「日本だと警察官のような公務員が副業をしたりしてるとマズいけど、マレーシアではOKなの?」

運転手「警察官だからって他で稼いじゃいけないルールなんてあるのかニヤ

運転手「俺が何やって稼ごうが俺の勝手だろうおーっ!

恐らく、そんなニュアンスな英語でしたキョロキョロ

マレーシアではマレー人しかなることができない警察官。ただその地位の割に薄給であることは間違いないようです。

そんな中、生活費を稼ぐために賄賂が常態化してしまったというのもあるのでしょう。

ですが法案で、その辺りがやりにくくなり、非番の際にGRABで小遣い稼ぎをせざるを得ない状況があるのかもしれません。


宜しかったら1番最初の記事からも、見てみてくださいねニコニコ